新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

Little boxes on the hillside,
Little boxes made of ticky tacky,1
Little boxes on the hillside,
Little boxes all the same.
There's a green one and a pink one
And a blue one and a yellow one,
And they're all made out of ticky tacky
And they all look just the same.

And the people in the houses
All went to the university,
Where they were put in boxes
And they came out all the same,
And there's doctors and lawyers,
And business executives,
And they're all made out of ticky tacky
And they all look just the same.

And they all play on the golf course
And drink their martinis dry,
And they all have pretty children
And the children go to school,
And the children go to summer camp
And then to the university,
Where they are put in boxes
And they come out all the same.

And the boys go into business
And marry and raise a family
In boxes made of ticky tacky
And they all look just the same.
There's a green one and a pink one
And a blue one and a yellow one,
And they're all made out of ticky tacky
And they all look just the same.


Little Boxes






丘の上に建っている「小さな家」は屋根や壁の色はとりどりだけど
その実、どれも同じような家。住んでいる人々も医者か弁護士か会社の部課長で、
どこの家も休みはゴルフで出かけ、マルチーニを飲み。
それでもって、かわいらしい子供がいて、その子供はきちんと学校へかよって。
大学を出て、結婚し、同じように小さな箱に住む。










最近は、無名同然みたいな人だけれど高石友也っておっさんがいて。

フォークソングブームの遥か先頭で、演歌歌手だか、流しのギターみたいなところで歌唱と
話術で時代と世相に斬り込むみたいな事があったんだよ。丁度自分らが、中学生ぐらいかな。
いまでこそ、フォークだ、ニューミュージックだとか、てんでな事を言っている、言えてる
けれど、その前景には実のところ高石友也の「仕事」がどかんとあって、自分なんかに
すれば吉田拓郎だとか、ユーミンとかが金になると世間が動き出す前に、高石や岡林の功労
はかき消されているという気がしてならない。実は、あのヒットメーカーの松本隆なんかは
当初、岡林信康の歌詞に痛烈に傾斜したとか告白しながら名を売っていた時代がある。
なんなら絶版になって出版社ごと消えてしまったブロンズ社刊「松本隆詩集」とか、冷静に
追跡されればいいと思う。







そんな高石友也が、日本語で歌詞をつけて紹介したことで一時期みなが瞠目したのが、
マルビナ・レイノルズっておばさん。このおばさんの歌詞は、痛烈だ。


いま、７０年代を懐かしげに語る奴。当時、燎原の火のように時代の表層を覆ったあの
フォークソングブームとやらを懐かしそうに歌ったり、語ったりしている連中にこそ。
この歌のアイロニーが痛烈にはまるんじゃないだろうか。