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2007年09月05日
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海好きのバイロンならではの俯瞰だが、「陸の上」と突き放した中には当然自身の貴族として多少の血筋の良さも含まれているのは当然だ。地球温暖化か、排熱地獄だか、知らないけれど迫り来る現下の全般的危機に際して、おのおのの預金通帳の残高にゼロがいくら続いてみても、コップ一杯の冷水と最終的には交換できなくなれば価値は、やはりないに等しいのではないか。無敵艦隊が、大西洋の藻屑と成り果てたのも、バイロンの世界観へ大きな影響を与えたのは想像にしくはない。

大海原の上に跡とどめず、とは歴史と自然の前に刻印できる人間の仕事とはほぼ皆無だと、虚無的なまでの突き放しだ。これは革命思想にしばしば同伴する特徴的な感慨だと思う。








CLXXIX
Roll on, thou deep and dark blue Ocean -- roll!
Ten thousand fleets sweep over thee in vain;
Man marks the earth with ruin -- his control
Stops with the shore; upon the watery plain
The wrecks are all thy deed, nor doth remain
A shadow of man’s ravage, save his own,
When, for a moment, like a drop of rain,
He sinks into thy depths with bubbling groan,





土井晩翠の訳詩を具体的に、読み進むと土井自身はバイロンをある種の社会革命思想家の先駆的な姿として了解していたフシがあることに気づいた。ここのところ尋常では、バイロンは女子供の読む恋愛詩人的に取り扱われていて、まともな男は手を出さないような印象がある。だが、これは20世紀冒頭の社会状況が強いたものではないだろうか。



ただ、現実にバイロンは日本では遊興の徒、蕩児で散財好きなイメージ。身を持ち崩した旗本御家人みたいな印象で、多少文才があったがだらしなく女好きのカサノバ程度のフォーカスで収容されている。それだけでも、明治大正期には、破格の横紙破りと受け止められたのかもしれないが、、、あまりにもご都合主義なつまみ食いだと自分などは思う。


果たして彼は、詩才をひけらかさんがための単なるレトリックとしてこんな不思議なコスモロジーを得たのだろうか?







1801~1809 3代大統領トマス=ジェファソン(独立宣言の起草者)
1801~1901 ハノーヴァー朝グレートブリテンおよびアイルランド連合王国  都:ロンドン
1805.10 トラファルガーの海戦(英ネルソンvs仏・スペイン)
1805.8 第3回対仏大同盟
1805.10 紀伊の医師華岡清洲が麻酔剤を用い乳癌を手術。日本初の麻酔手術。
伊能忠敬が幕命により伊勢・紀伊・山陽・山陰地方の測量に向かった。
1801 反連邦派が連邦派を圧倒
1803 ルイジアナ西部を仏より買収
1807 フルトン、実用的な蒸気船を建造
1812~1814 米英戦争(英の海上封鎖により経済的自立が進む)
1812 ロマン派詩人バイロン『チャイルド=ハロルドの巡礼』
江戸・浅草龍泉寺村より出火。吉原遊廓が全焼。
1815 杉田玄白『蘭学事始』
1817~1825 5代大統領モンロー
1819 フロリダをスペインより買収
1823 モンロー宣言(ヨーロッパ諸国のラテンアメリカ独立の干渉を排除)
1829~1837 7代大統領ジャクソン(民主党、初の西部出身大統領)
1830 インディアン強制移住法(先住民をミシシッピ川以西の荒野に追放)
1830s 産業革命始まる
1845 テキサス併合(fromメキシコ)
1846~1848 アメリカ=メキシコ戦争
1848 メキシコよりカリフォルニア獲得
1848 カリフォルニアでゴールド=ラッシュ






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最終更新日  2007年09月05日 12時17分12秒
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