カテゴリ:お山に雨が降りまして
[東京 17日 ロイター] 複数の市場筋によると、米モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1224=JFI>は、固定利付債・変動利付債の2本建てでサムライ債(円建て外債)の発行を検討している。期間はともに4年を予定している。18日にも起債するとの見方がある。
ロイターは、詳しく報じていないがどうもこの「サムライ債」は、やばい債権らしい。 もともと外貨準備が増えている中で、わざわざ円建て外債をだす理由がかならずあるに違いない。このパターンのお手本、どうやらあのエンロンらしい。 エンロンの破綻は、単に一つの大企業がつぶれたということを越えた、世界的に重大な意味を持っている。「グローバルスタンダード」と呼ばれている経済システムの根幹をなす、株式投資、ストックオプション経営、会計事務所などに対する信頼が、この事件を機に失われてしまったからである。 近年のアメリカでは、株式投資は老後の年金など、一般の人々の人生に不可欠な部分のお金の確保に使われてきた部分が大きい。エンロン株は、アメリカで最も優良な銘柄の一つとされていたため、それを組み入れた投資信託や年金基金が多かった。株式投資は、アメリカ経済の成長を支える愛国的な行為である、と思われていた。 ところが、超優良企業のはずのエンロンは、実は八百長で株価をつり上げていた。しかも政府の首脳にはエンロンの関係者が多く、議会がエンロン関係の情報公開を求めても、大統領府はそれを拒否している。 政府や財界を信じて株式に財産を託していた人々は、生活資金を失っただけでなく、株を買うことは愛国的な行為などではなく、政府と企業にカモにされることなのだと考えるようになっている もはやアメリカ人も騙せなくなって、日本に駆け込んで来ているのだろうがとんでもない金利らしい。エンロン事件でも、アメリカで資金調達ができなくなり、すかさず日本で資金調達を実行している。問題は、金利だろう。聞けばリスクマネーだという認識のない、「債権のゴミ箱」なみの利子だという。破綻したアメリカの年金基金にカネを融通しているのと大差ないという声が聞こえる。 だれが、こんな万年カモ扱いの「サムライ債」話に対処しているのだろう?案山子(かかし)ならばカラスも追うだろう。案山子以下ではないか。つけは、日本国民にふっちまえば同じという共犯関係。泥棒手引きしているようなヤカラがスーツを着て並んでいる。そういう事だと思わずにいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月28日 14時35分39秒
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