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2008年06月12日
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加藤智大の「凶行」は、極左団体やカルト教団のテロよりも遥かに始末が悪い。

昨日いただいたコメントにも述べたが、社会の安寧秩序の総体に対する挑戦であるだけではなく、我々が近代社会以前から持ち越している「家族」「父子」「母子」「兄弟」という人倫の基底にある普遍的な関係に対しても「疎遠なもの」を持ち込み破壊しようと目論見した可能性がある。そこまで思慮が及んではいなかったということはあるにせよ、結果としてそのような効果を生じている。そこにテレビの登場だ。


あの1988年「幼女連続殺人事件」出思い起こす。実行犯だった宮崎勤のふたりの妹にも長らく手厳しい打撃が及んだと聞く。事件の被害者のご家族の悲惨さと動揺に近親者にもこの種の事件は強烈な余波が生じるものだ。



今回は、加藤智大自身がその「強烈な余波」をも想定して犯行に及んだ可能性も濃厚にある。
まさに、この故に反社会的団体や極左、カルトの「破壊活動」よりも遥かに深刻なのだ。









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最終更新日  2008年06月12日 05時57分51秒
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