カテゴリ:お山に雨が降りまして
最近、復帰されたとのことを聞き及ぶ【亞】2さんが当ブログの旧い記事に気の利いたフレーズを発見されたとのことで転用を申しでられるという事があった。
実に古い古い記事で、よくぞ過去ログの山から必要なフレーズを探しだされたものだとむしろ感服する次第である。 くだんのフレーズは自分が中学生時代に学校長から朝礼で訓示されたもの。 自分の独創ではない。出自もよく分からないが生物学者のパスツールのものだといわれている。 「偶然は、準備なきものを救わない」 射幸心(つまり好都合にことがはこび労せずに成果を得ること)のありえないことについての戒めとして学校長が幼い我々にくりかえし述べた言葉である。 >「偶然は、準備の無い者を助けない」 素晴らしい言葉です。 易経と通じるので講義で使いたい、使っていいですか? 【亞】2さん (2009/04/13 12:32:04 PM) 自分の中学校長を媒介にして、パスツールの格言が 【亞】2さんの達意に届いたのは「易経と通じる」機微がそこにあったからなのだろう。 さすれば、易経とは人倫の普遍態と物質代謝の巨大俯瞰についてのアウトルックのような教えで占められているのかもしれないと思う次第である。 一方、自分のほうはと言えばこのブログの過去5年以上の「総括」を高い集約度で試みることになった。以下がそれである。アーカイブスをすべて読む労を惜しまれる方は以下を通読くだされば幸いだ。 日本のオヤジたちは、法科支配に無抵抗です。 いまの司法ファッショのような状況にも、無力で 卑屈についてゆくばかり。 技術立国がずたずたになった理由は、本来別々の ものが統合されてワザになっていく「伸びやかさ」 に沿うべきはずのものが、細切れになっているせい です。司法職が日本のオヤジの社会を縦割りにした ことが大きい。 戦後日本で喪失した最大のものは、社会と組織に なくなったコミュニケーション、統合感覚だという 風に掴み出せると思います。 それに比べて、一方の女性は時代を超えて縦割り から自由にふるまっているように思えます。 わたしが現代の知性が女性に担われてしまっている ように印象しているのは偶然でも、ヨイショの褒め すぎでもなく厳然たる事実のように思われます。 (2009.04.17 05:39:47) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月20日 18時24分25秒
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