ツイステッド・ワンダーランド 白雪姫
ツイステッド 考察
※※ネタバレが含まれていますので苦手な方はご注意ください※※
グリム童話の白雪姫について
SSRのジェイドのストーリーでの内容で
ヴィルさんは真紅の靴を履いています
ただこれがヴィルさんにが自分から履いたのではなくジェイドさんに履かせているところが
グリム童話の白雪姫になぞらえていてゾッとしました
この元ネタについていくつか考察をしてみました
⚪まずヴィルさんのモデルは
白雪姫の美の魔女である「イーヴィル・クイーン」から来ていると個人的に考察しています
「Mirror mirror on the wall,
who's the fairest of them all?」
「鏡よ鏡
世界で一番美しいのは誰?ですね」
⚪そんな彼がいる寮は
美しき女王の奮励の精神に基づく寮「ポムフィオーレ」に属しています
・ポムとはフランス語でリンゴ
・フィオーレとはイタリア語で花を意味しています
合わさると「リンゴの花」になりますね
⚪リンゴの花の花言葉は
・「選択」
・「評判」
・「優先」
・「好み」という意味があります
(1):白雪姫の復讐劇
皆さんは白雪姫が最後に復讐をする事をご存知でしょうか?
白雪姫の結婚式の披露宴に美の女王を呼び寄せて復讐をします
それが今回の考察となる「赤い靴」がポイントになっています
グリム童話版 白雪姫より抜粋
「鉄で作った上靴を乗せておきましたのが
真っ赤に焼けて来ましたので
それを火箸で部屋に持ってきて
悪い女王様の目の前に置きました
そして無理やり女王様に
その真っ赤に焼けた靴を履かせて
息絶えて倒れるまで踊らせました」
つまり女王は高温で熱した靴を履かされ息絶えるまで踊らされるという復讐です
(2):アンデルセンの「赤い靴」
2つ目の有力説はアンデルセンの赤い靴です
赤い靴って表記された時に浮かんだのが
人魚姫と同じ作者であるアンデルセンの「赤い靴」という童話があります
傲慢な女の子の虚栄心によって
最後は両方の足を切られてしまうような残酷ですが絵的には
赤い靴を履いて踊り狂う少女の方が絵的には綺麗に纏まりますよね
基本的に皮肉ではあるのは間違いないと思うのですが
罪の証の赤い靴が似合う=罪に塗れ ていますね
身分不相応な願い事を持った愚か者という事を
暗示しているのではないでしょうか?
(3):グリム童話の白雪姫
グリム童話版の白雪姫は
女王は白雪姫の実のお母さんに命を狙われるんですね
娘の白雪姫が父親を寝取ったという内容のお話になっています
原作 白雪姫のあらすじ
「白雪姫を助けるのは原作では社会に馴染めないならず者でした
最初は黄と赤と青の絹で編まれた紐で絞殺されそうになり
毒のを髪にさされて殺されそうになり
最後は毒林檎で毒殺されそうになります
王子様のキスではなく
王子様が白雪姫の遺体を引き取った時に
乗せた馬車の揺れで林檎が喉から飛び出て蘇生します
結婚式場で女王に赤い靴を女王に履かせて公開処刑されました」
その中で狩人に依頼して娘を殺害するように依頼しています
狩人は白雪姫が幼いため命を奪うことに躊躇します
豚の心臓を渡すことで娘を殺したと女王に嘘の報告します
この狩人が「ルーク・ハント」のモデルではないかと考察しています
⚪ルークとは
・「欺く」
・「人を騙す」
・「ペテン師」という意味があります
⚪エペルちゃん
・「毒林檎」がモチーフだと考察しています
・エペルには林檎という意味が含まれています
王子様はネクロフィリア(死体愛好家)という性癖を持っています
白雪姫はドイツ語でありながらルークはフランス語を話していますね
ドイツは7世紀頃の宮廷ではフランス語も使われていましたし
元はフランスのお話になってるようです
今回のようにツイステッド・ワンダーランドは本来の原作と元ネタが違和感がないようにしっかりと散りばめられています