ヒプノシスマイク ポッセのドラマパート
ヒプノシスマイク FlingPosseのドラマパート
苦境の中で己の存在意義を示すための戦いであるとすると反抗と社会への意思表示なのでしょうね
切り捨てられた者たちの反撃の狼煙を上げよ!
フリングポッセは最高最強に強いもののやはり社会的弱者としての属性を背負ってますね
弱者という言葉が不適であるのならばマジョリティに合わせて作られた「社会」から弾かれてしまう存在でしょう
「個で生きられる3人」はイコール「個で生かざるを得なかった3人」ということでしょう
自由奔放は自己責任論と表裏一体であり
自己責任という言葉は「自分以外誰も自分を救ってはくれない」ということ
・中王区や「社会」そのものの中心から「無価値」のレッテルを貼られた乱数
・存在を「社会的に消された」夢野兄そして兄に成り代わって小説家となる夢野弟
・家族を「政治や社会」という最小単位に捨てられた帝統
2nd D.R.B.は「社会」という枠かいないことにされた3人が「ここにいるぞ」と声を上げ己の存在意義を社会へと突き付け反抗の意思を示すということです
だからこそ「絶対譲れない」
そして譲ってしまったら最後
この血の通った思いが苦悩が「なかったこと」にされてしまうのでしょうね
ディラン・トマスの詩の中に
Do not go gentle into that good night.
Rage, rage against the dying of the light.
「あの快い夜のなかへおとなしく流されてはいけない
死に絶えゆく光に向かって 憤怒せよ 憤怒せよ」とあります
ずっと「こんな世界なら逃げてしまえば良かったそして遠くでユートピアを築けばよかったポッセでしたが
今はそうではなくなかったことにされかけた己の人生が確かにここで続いているという証明ですよね
無価値と判じられた己の命が確かにここであるのだとそれを声高々に宣言し運命に反抗すると乙統女様に宣言したんですね
運命を変えるための最初は唐突で無鉄砲で無謀です
その一歩を踏み出さなければ何も始まらないのです
中王区が切り捨てようとした弱者たちによる反撃の狼煙を上げたわけですね