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2020.04.30
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カテゴリ:考察
鬼滅の刃 考察


炭治郎が歌った子守唄「小山の子うさぎ」の歌詞についてです


(1):炭治郎が歌った子守唄について

炭治郎が禰豆子を宥める為に歌った子守唄については単行本10巻の85話「大泣き」という話に登場します

これは鬼になって大暴れしていた禰豆子を
落ち着かせるために炭治郎が歌った歌になるのですが実は宇髄さんが「地味に子守唄でも歌ってやれや」というようにアドバイスをしてくれたことで炭治郎は歌うことになりました
炭治郎は歌が下手(音痴)だそうですがどんな感じになるのでしょうか?
花江くんは元々ニコニコ動画で歌い手さんをされていたので歌が上手いので音痴っぽく歌うのはかなり苦労されそうですが…^^;

子守唄を歌わなさそうな宇髄さんが"子守唄でも歌ってやれ"とアドバイスしてるのが何とも感慨深いですね!

宇髄さんも母親から子守唄を聞いて育ったんでしょうか?その辺も気になりますが
そんなアドバイスされた炭治郎が歌った歌がこちらとなります

「こんこん小山の子うさぎは
なぁぜにお耳が長うござる
小さい時に母さまがっ
長い木の葉を食べたゆえ
そーれでお耳が長うござる

こんこん小山の子うさぎは
何故にお目目が赤うござる
小さい時に母さまが
赤い木の実を食べたゆえ
そーれでお目目が赤うござる」です

この歌ですが実はこの歌が登場した際に一部の読者の方が実際に聞いたことがある!
というように騒ぎになってかなり話題になっていました
ちなみに私もこの歌を知っています

実はこの炭治郎が歌った歌は実際に存在する歌となっています

さらに具体的に言うと「佐賀県の子守唄」として実際に存在する「小山の子うさぎ」
という歌の題名になっています

ここで気になるのが何故、東京府内出身の炭治郎達の家庭で佐賀県の歌が歌われていたのかという事になります

一般的に作者は福岡県の出身でありこの子守唄は隣の佐賀県の歌だから使われたというように言われています

⚪作者が自分の出身地の隣県の歌だからという理由で「赤い実」や「目」という言葉が入ったこの歌をわざわざ選ぶとは思えません

調べていくとしっかり意味がありました

この赤い実が何のことを示しているのか
この歌にどんな意味があるのかについですが
まずこの歌についてですがこの歌は本当に佐賀県の歌なのでしょうか?
またこの歌は佐賀県にしかない歌なのかという事についてですが
実はこの歌は歌詞は全く同じではないものの全国各地にフレーズが少しずつ変わったものが多くに存在していました

具体例をあげると東京、愛知、大分、長崎、新潟、栃木、香川などあげたらキリがない程の都道府県でかなり似たフレーズの歌が残っています

その理由はこの歌の原型が田植え歌だと考えられているからです

田植え歌とは

田植え歌とは田植えをしている時に娯楽として歌ったり
豊穣(ほうじょう)の祈りを込めて歌われていたりしていた歌の事になります

つまり田植えが行われていた地域にはそれぞれ歌詞は異なる部分があるものの存在している場合があるということです

そしてここから分かることはこれだけ全国でたくさん似た歌が存在する中で
意味を込めてあえて佐賀県の歌を選んだという事になります

佐賀県が選ばれた理由には歌詞の中にも含まれていてなおかつ禰豆子が原作の中で話していた「赤い実」が大きく関わってきます

(2):赤い実と南天棒について

まずこの赤い実の正体なのですが「南天」と呼ばれている植物である事が分かりました



この植物は自然豊かな山々に自生して言葉通りの赤い実を付けのど飴の材料に使用されている植物です

次に何故歌詞に含まれている「赤い実」の正体が「南天」だと言えるのか
どんな意味が込められているのかについてですが

南天

そもそも南天というのは佐賀県の特産でもありませんし佐賀県以外の九州にも自生している植物です
では何故佐賀県で南天が赤い実として特定出来るのかですが

南天棒

それは「南天棒」というとある人物の名前から判断することが出来ます

この名前ですが実は仏教界では非常に有名な僧侶の別名なのです

南天棒の僧侶の名前

中原 トウ州(なかはら とうしゅう)明治時代から大正時代にかけて活動した臨済宗(りんざいしゅう)の僧侶です

この南天棒という僧侶は佐賀県の唐津市出身です
何故有名なのかと言うと「樹齢200年以上の南天の木の棒」を常に持ち歩きながら人々に教えを説いていたという逸話から「南天棒」の異名として親しまれていたようです

この有名な僧侶が佐賀県で教えを説いて「南天棒」という名前が話題になったのが
いつの時代かというと実は大正時代に話題になりました

大正時代の佐賀県という特定の時間において現代であれば有名ではない「南天」は佐賀県を象徴するものとなりました

佐賀県の何処で作られた子守唄なのかですが南天棒の生まれた佐賀県唐津市と言われています

つまり大正時代に佐賀県を象徴していた「南天棒」の産まれた佐賀県の唐津市において子守唄の作られた場所として一致しているという事になります
そのため歌詞に登場する「赤い実」とは「南天」になると言えるのです

(3):南天の植物の名前と花言葉について



この南天という植物なのですが名前が「難を転ずる」つまり「災いを遠ざける」という意味があり古来から親しまれてきました

特に「火除け(火避け)」として玄関前に植えられるのが当たり前の時代も実在していたそうです

南天と方角

南天はとある方角に植えることが決まりとなっていました

その方角とは「鬼門」の方角となります
「鬼門」というのは平安時代から鬼が来る方角
鬼の祟りの象徴として祀られてきた方角となります
この方角を清め鬼から家を守るために南天は使われていた植物です

そしてこの「鬼門」というのは陰陽道の歴史書である「陰陽道旧記抄」によると
「竈」そして「門」とされており
病気や祟りが現れる場所として扱われてきています

炭治郎たちの「竈門」家には様々な伝承やルーツが飛び交っているますが少なくとも陰陽師の歴史書の中ではこのような意味があるそうです

その鬼門を司る植物が「南天」という事になります


南天の花言葉

また南天の花言葉ですが

南天全体の花言葉には「私の愛は増すばかり」「機知に富む」「福をなす」「よい家庭」

赤い実の花言葉には「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よき家庭」

白い花の花言葉には「深すぎる愛」「機知に富む」「募る愛」など色々あります




この中で注目したいのが「良い家庭」「幸せ」でしょうか

これだけでも十分なのです

南天の開花時期

南天の開花時期が

◎炭治郎の誕生月である7月であり赤い実が実り始める時期が禰豆子の誕生月である12月頃となっており
炭治郎から始まって禰豆子で実を結ぶ植物となっている可能性があります

だから禰豆子を宥めるために歌った「小山の子うさぎ」には「赤い実」つまり「南天」が含まれていて
竈門家を象徴する「鬼門」を司り「良い家庭」を意味する言葉が込められていたと考えてられます

それを踏まえて歌詞を読むと禰豆子にとっては幸せな家庭や平和な暮らし、お母さんや兄妹を思い出す歌となっていることが分かります!
なので禰豆子の鬼化を抑え込むことが出来たのです
さらに遊郭編では炭治郎から禰豆子へこの歌が送られたので禰豆子だけにフォーカスされていますが
竈門家で花言葉通り幸せな家庭で暮らしていた炭治郎にもピッタリと当てはまる歌になっています

歌っていた炭治郎にとっても家族を思い出すある意味で辛く優しい歌の思い出の歌ということです
炭治郎と禰豆子の兄妹の絆の強さも感じられ二人を繋ぐ歌である事になると思います!














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最終更新日  2021.09.29 14:28:49



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