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テーマ:アニメあれこれ(26103)
カテゴリ:考察
鬼滅の刃 考察
今回も前回考察したアップグレード版になりますので少し長いです 伊黒小芭内さんの過去について (1):オッドアイ 伊黒さんといえば特徴的なオッドアイですね ⚪オッドアイとは左右出目の色が違うことを意味しています 日本での正式名称は「虹彩異色症」と言われており "ヘテロクロミア・オブ・アイリス"と呼ばれることもあるそうです 日本では伊黒さんのように片方が黄色でもう片方が青色のオッドアイだと「金眼銀眼」とも呼ばれることあります オッドアイには生まれつきによる先天性こものと手術や事故の後遺症による後天性のものがあります 伊黒さんの幼少期からオッドアイなので生まれつきによる先天性です また片目が弱視であることから何らかの遺伝子疾患が影響していると考えられます 後天性の場合は病気や外的衝撃、手術による損傷などが原因とされています オッドアイ=視力障害というイメージを持たれることも少なくないですが 実際の所はオッドアイでも視力に影響がない事も多々ありますので 目が見えないまたは目が見えにくいという関係性はなさそうです 日本人がオッドアイになる確率ハ0.01%で1万人に1人と言われています 188話の伊黒さんの回想シーンでは煉獄槇寿郎さんに助けられてから引き合わされた従兄妹の目の色は伊黒さんと同じ青緑色でしたが オッドアイという訳ではありません またオッドアイは人間より動物に多く存在することも分かっています 中でもオッドアイが生まれやすい動物だと白い猫が有名です 伊黒さんが自分の片目を前髪で隠しているのは誰かに見られたり触れられたくない事情があったのかもしれませんね (2):鏑丸の視力 194話で炭治郎を庇って視力を失っていた際に無惨様の高威力な攻撃をかわしていましたが これは鏑丸のカバー(サポート)によるもので 伊黒さんも回避したり受け流したりしていました ⚪これには無惨様も驚いている様子で 「あのような畜生が私の攻撃が読み取れるのか?」と描写されています これは鏑丸が見えているから避けられているわけではなく 寧ろ蛇は爬虫類の中でも蛇だけが持っているとされる「水晶体」と呼ばれる目を持っていて これは魚と同じ目になります ⚪水晶体を利用してピントを合わせる形でものを見ているのです さらに蛇は視力がかなり低いためピントを合わせるのに時間を必要としています ではどうして鏑丸は無惨様の攻撃を読み解く事が出来るのでしょうか? ⚪それは蛇が持つ「ピット管」と呼ばれている熱探知能力によるものです 第3の目とも呼ばれるこの能力で蛇はどんなに小さな熱でも探知し即座に脳へ伝達する事で動きを読み取っています この能力によって無惨様の行動が素早く伊黒さんに伝達されているという事になります (3):伊黒さんの過去 伊黒さんの一族は女性ばかりが生まれる家系だったらしく 男の子が生まれたのは370年振りの事でした 数百年振りの男の子である伊黒さんは何故か産まれた時から牢屋の中でした 男の子だったから差別をされていた訳ではなく 牢屋には大量のご飯が毎日毎日運び込まれてきていました そして伊黒さんが12歳になった時 牢屋から出されました そこでは下半身が蛇のような女の鬼が待ち構えていました 伊黒さんの一家はこの蛇鬼が殺した人の金品を売って生計を立てていました その代わりとして鬼の好物である赤ん坊を鬼に献上して生活していました 伊黒さんは珍しく産まれた男の子であり目も特徴的なオッドアイでした そのためなるべく大きく育てて喰える部分を増やすように蛇鬼から指示が出ていたようです だからたくさんのご飯が運ばれてきていたということになります この時は12歳なのでまだ小さいという理由でまた牢屋に戻されましたが 代わりにこの蛇鬼と同じように口を裂かれてしまいました しかも蛇鬼は傷付いて流れたその血を飲んでいました その後伊黒さんは持っていたかんざしを使って何とか牢屋から逃げ道を掘り脱出しました この牢屋の中に迷い込んできたのが相棒の鏑丸くんでした 脱出には成功したものの 逃げたことに気付いた蛇鬼に追い付かれてしまい 殺されかけていたところを当時の炎柱に救われました ⚪この炎柱は煉獄杏寿郎の父親である煉獄槇寿郎になります 煉獄杏寿郎は公式ファンブックによると伊黒さんと1歳差なので 当時は11〜12歳だったので 煉獄槇寿郎でほぼ確定となります 助け出された後に屋敷にいた50人の人間が蛇鬼に殺されたことを知ります その罪を理解した上でその怒りの全てを鬼に向けて鬼殺隊に入隊し鬼を殺し続けていたということになります ⚪そして巻末最後の伊黒さんのセリフは 「鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたなら今度は必ず君に"好きだ"と伝える」でした 自分が死ぬって分かっている もしくは自分は死ぬつもりで無惨様との最終決戦に挑むということで「今度は」なのでしょう (4):伊黒さんの一族の「女性しかいない一族」について 伊黒さんの一族「女性しかいない一族」についてモデルとなる逸話が日本国内にあります ⚪まず伊黒さんの出身地ですが 公式ファンブックによると 「八丈島の八丈富士西山付近」であるということが明かされています 八丈島ってどこにあるのって話になりますが 実は「"東京都"に属する島」となります 東京に島なんてあるのと意外に思われた方もいると思いますが 羽田空港から飛行機か浜松町近くから船で行くことができます そんな伊黒さんの出身地である八丈島には過去にこんな逸話があります それは男女が同じ島に住んでいると「海神様の祟りが起こる」というものです そのため八丈島近くにある青ヶ島と八丈島に男女が分かられて暮らしていたみたいです ちなみにこの頃の島の名前は ⚪男性だけがいる島「男々島」と ⚪女性だけがいる島「女護ヶ島」と呼ばれていました 今で言うと青ヶ島が男々島で八丈島が女護ヶ島となります そして1年に一度だけ吹く南風に乗って男たちは女護ヶ島に行くことができるので その時に子孫を残して暮らしていたそうです 当然ですが男が産まれた場合は後に男々島に送られるという徹底ぶりだったみたいです 今ではこの風習はありませんが この女護ヶ島の伝説はワ○ピ○スの作品にも出ているのでかなり有名な伝説です 伊黒さんの出身地の八丈島は女護ヶ島に当たりますので これがモデルとなって男の子が産まれない設定になっていると考えられます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.16 00:39:59
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