2020/11/24(火)20:19
呪術廻戦 感想
呪術廻戦 113話の感想
※本誌のネタバレ含まれますのでご注意ください※
伏黒パパは売り飛ばす予定で守銭奴だった自分を少しだけ悔いており
その回想に恵の伏黒ママの言葉が出ていました
伏黒ママのことを想って
恵をお金目的の禪院家に売るのは最後は躊躇いがあったのだと思います
それで名前を聞いた際に名字が禪院(売り飛ばされた)ではなく
伏黒(母と同じ名前)だったので良かったな、売り飛ばされずに済んだのかお前はという気持ちと
恵の伏黒ママへの懺悔、安堵があったのだと思います
ここで重要なのは意味ではなく魂さえ上書きし
術式すら無効化する何者にも縛られないはずの伏黒パパが自害を選んだことです
死すら覆して何者にも止められない存在でありながら
息子を殺さないために自害を選んだことを強調させたかったんだと思います
禅院家なら術式があれば良い(自分も他人も尊ばない状態)というのは伏黒パパの完全な強がり、自暴自棄
それを端的に表すのが「どうでもいい、もうどうでもいいんだ」という言葉
重大な補足ですがこの時点で最愛の伏黒ママを失い彼女のお陰で丸くなった性格は荒れた状態に陥っています
後の対五条戦で自分を否定した呪術界を見返すという自尊心が浮き彫りになり死の間際には伏黒ママからの(への)想いもあって息子を尊重するにまで戻ります
家族(自他)を尊重する心を取り戻した伏黒パパは渋谷復活時意識を取り戻した後
最後の心残りであった息子の現状を確認し安心して自死する訳です
禅院とうじという唯一無二の肉体の前には降霊術は勿論
その術式の暴走ですら肉体の力が勝り彼の意識が主導権を取り戻すそれだけでした
恵本人に向けた愛情ではなくとも伏黒パパが唯一愛情を残している相手です
伏黒姓を名乗ってるってことは伏黒ママが死亡した後に終了届出してないってことですね
禪院真希の断片的な境遇を見るに術式どころか呪力さえない伏黒パパの境遇が良かったと思えないです
「術式さえあれば俺だって」とは思ったでしょうし
持ってるのにそのノウハウを腐らせるより利用できるなら禪院家に撃った方がいいとは思ったのでしょう
しかし五条悟と対峙して禪院家じゃなくとも出れるならそっちのがよかったと思ったのだと思います
言ってなければ禪院家で飼い殺しがいいとこでしょうし
年代的に真衣と番わせられたとかありそうですよね?
後、伏黒パパの場合は伏黒ママが死んでから死に急いでいるような感じです
その中で恵が生き残れるように立ち回ってるような気がします
その上で術師としてじゃないところって修飾詞がつく感じに
どうでもいいなら勝手に死んでるでしょうし恵義姉のママと再婚しててもおかしくないですね
名目上は恵の面倒だろうけど伏黒ママがそれだけ唯一に愛した人という事です