2007/04/10(火)21:08
■中国酒事情~その1
■しかし発音がさ、全く通じないのさ。
普通に喋っても「風の音?」ってな感じで振り向いてももらえない。
じゃあ、とウルトラでかい声で喋っても別の国の言語で話されてると思ってこれまた完全無視される。
ニンテンドーDSの喋るソフト「中国語~」持っていったが音声が小さすぎて誰にも聞いてもらえなかったし。
つーかコイツらうるさすぎっ!
クラクションやら話し声やら騒音やら、想像をはるかに超えたうるさい世界です。
ということでお酒。
とりあえず一仕事終えたあとはビールでしょ。
で、
「ビン・ピーチュ・とりあえず(なぜか日本語)サンガッ!!」って。
これ必修科目つうか覚えないと生きてけない単語です。
「冷えたビールとりあえず3本!」です。
これが「リャンガ(2本)」になったり「ウーガ(5本)」になったり、その時々人数によって変化してきますが
頭に「冷えた(ビンorビンダ)」をつけないと生ぬる~いブツが出てきます。
だいたい冷えたビール自体あまりお目にかかれないシロモノなんですけど一応言う。
北京は寒いし、しかも3月はまだ零度は当たり前なので日本人がナゼこれほどに冷えたビールに固執してるか不思議に思われたことでしょう。
でビールのあとはパイカルです。
白酒と書いてパイカルもしくはパイチュー。蒸留酒です。寒いエリアだから?
寒いエリアの方々はビールじゃなくてこのパイカル飲むのが一般的らしい。
匂いがきつくて最初は飲めなかった。
なんだろ、アルコールにブルーレットを混ぜたようなカホリとでも言うのか?
ブルーレット飲んだことないけどさ。
とにかく本能が危険信号発令する香りでした。
でも少しずつ飲んでいくとこれがやみ付きになるんだよなー。
だんだん好きになっていくから不思議なのだ。
私が飲んでいた(舐めていた)のは大体56度ぐらいのもの。
あまりに安いモノ(一瓶80円~)はさすがに怖くて飲めなかった。
目がつぶれちゃうっていう戦後間もない頃日本に出てたアレじゃないの!?って。
北京で羊のしゃぶしゃぶを食べに行ったとき出されたパイカルはそれはもう臭くて臭くて。
私は飲まなかった(怖くて)けど、飲んでるおじ様たち(一応仲間ウチ)が先に帰ったあと残ったそのブツを少し舐めてみた。
「なんだこりは△○★!?」なブツでした。
喩えて言うなら「トロリーバス(死語)の排ガスを水で溶いたような」ですね。
トロリーバスよく知らないけどさ。
ま、そのお店での会計は死ぬほど食って飲んで一人300円ほどだったのでお酒のランクもさほど高くないものだったのでしょう。
といっても「こりゃ最高級のパイカルだぜ!」というのでもお値段は1600円ほど。
美味いかっていうと匂いがきつくなる一方で、安い酒の方がまだ飲めたりするわけです。
【続く・・・かもしれない】