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カテゴリ:三宅農園音楽部
あついね~
![]() さすがに、発表会前にレッスン生が倒れるといけないので3回ばかりエアコンを使用しました。 先日日曜日に発表会をしました。 ピアノとヴァイオリンの。 ピアノの生徒は今年の春にかなりのメンバーチェンジがあって、1年未満の生徒が8割以上。 それでも、ステージに立つ。 ということを目標になんとか頑張ってきました。 学生の時に、 「うちらは損だよね~。間違っても消しゴムで消せないしさ~。寒くて手がかじかんでも関係なく点数つけられるしさ。」 って話をよくしていました。 もちろん暗譜ですから、ひとたび弾きはじめるとやめるわけにもいかず、間違えてもなんとか曲に戻らねばならず、だから、構築のしっかりした演奏をするには体が覚えるまで叩き込まなきゃいけないし、お産の痛くないバージョンみたいな? 途中でやめられない、逃げられない、自分でのりきらなきゃいけない。 その中でピアノの子も頑張ったけど、ヴァイオリンの男の子がすばらしい進化を遂げていました。 2日前に伴奏合わせをしたときは、きっぱりはっきりさくさくと進むガボットを弾いた彼。 テンポも速くてついていくので精一杯(私が)。 この曲をこのテンポで弾くか~ ![]() って思って、必死に速いテンポで伴奏の練習しました。 当日。 ステージに上がってリハーサルもなく演奏が始まりました。 「あれ?」 彼がなんとも心地よいテンポで弾きはじめ、そのフレーズの終わりにはふわっとリットがかかったり、丁寧に音楽が流れていきます。ガボットは踊りの曲なので、本来は踊りを感じさせるように弾くのですが、なんとも彼のバイオリンに品のいい音楽を感じるのです。 私は戸惑いました。 彼が弾きたいように音楽にのせた伴奏をした方がいいのか、従来の教則本のテンポで弾いた方がいいのか。(いつもと違うことが起こると、パニックになって弾けなくなることがある) 迷いつつも、感動しながら彼についていきました。 バイオリン歴、1年程度。 料理も畑仕事もできる一味違う小学生。男の子。 彼が家に帰って、疲れた体を放り出していったそうです。 「俺、ヴァイオリンやっててよかった~ ![]() 音楽っていいですね。 聴いていた家族も感動し。 伴奏していた私も感動し。 もちろん本人も感動して。 ディズニーの「ラプンツェル」の中に、荒くれ者のこんなセリフがあります。 「モノを盗むより、人の心を盗みたい」 彼はピアニストを夢見ているのです。 わたしも人の心が盗めるような仕事をしていきたいですね。 ほこっとさせたり、ほ~っとさせる仕事も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.20 23:15:51
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