3311408 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.12.29
XML
カテゴリ:ヒラカワの日常
大瀧詠一独走。
天馬空を翔るの風情である。すごいね。
その後を柳家喬太郎が急追する。
第二集団は、柳家小ゑん、柳家喜多八、三遊亭遊雀、三遊亭白鳥が追いかける。
おっと、▲(くろさんかく)快楽亭ここにいたか。
心の臓は、大丈夫ですか、師匠。
とまあ、昨日、今日は大瀧さんの売れ行きが群を抜いている。
何の話かって。
ラジオデイズのダウンロード売れ行きである。
どうも、武蔵小山あたりの熱狂的応援団が、工作している模様である。
日本全国のナイアガラー諸君が、動き始めているのである。
『男一匹ガキ大将』で、全国のもさが動き出すシーンを思い出しますな。
こうやって、ラジオデイズに春が来るといいな。
けっこう、苦戦しているのですよ。正味のはなし。
なわけで、皆様今後とも、ラジオデイズを後押ししてください。
まだまだ、ひよっこですんで。

さて、本日29日は、
一年で一番心落ち着く日である。
仕事納めをして、暮れの挨拶回りも終わり、正月のハードスケジュールとの
合間にできた隙間のようなおだやかな好日。
大あくびをしながら
昼過ぎにまるを連れ出し、
いつものように、定例マーキング。
冬の電柱に湯気。
皆様には大変ご心配をおかけしましたが、
まるは、またもとの食欲とマーキングだけにいそしむ駄犬となって
帰ってきました。
闘病中の、励ましのお便り、こころより感謝申し上げます。

さて、日課を済ませて、車に乗って、目黒方面へ繰り出す。
しかし、何もすることがない。
いや、たまっている原稿はたくさんあるのだが、
今日は何もする気がしないのである。
目黒駅近くのルノアールへ行こうと思ったのだが、
原稿を書かないのならと、サンマルクという殺風景なカフェで
お茶を濁す。
どうだろうね。パリ風ってのは。
牛肉風の船場吉兆みたいなさもしさを感じます。
堂々たる純喫茶でいいじゃないか。
髭のおやじがいて、まずいコーヒーを入れてくれて、
東スポがおいてあって、真っ赤なスパゲッチを食わせてくれる。
俺はそれでよいのである。

ということで、そのまま武蔵小山へ向かい、
商店街を散策し、駅前で焼鳥を四本喰らい、
石川くんにお礼を言おうと思ったが、本日はイベントが入っていた。
仕方なく、アゲインの前のドーナツ屋で三杯目のコーヒーをすすり、
持参してきた桐島洋子の『淋しいアメリカ人』を読み始める。
これが、すこぶる面白い。
1975年版の文春文庫である。
三十年以上前の作品ということになる。
ところが、ここに書かれていることは
そのまま現代のアメリカなのである。
セックスの相手を募集するイエローペーパーの三行広告を
体当たりで取材したドキュメント。
三十年色あせない作品になった理由は二つしかない。
ひとつは、
表層ではなく、アメリカの内面まで掘り下げた作者の力量であり、
もうひとつは、三十年アメリカは進歩してこなかったということである。
「それにしても、実に淋しい人達ではないか。不器用な大男が、なりふりかまわず前をはだけて、淋しい淋しいと叫んでいるようなアメリカを、私は当惑と愛着をもって振り返るのである。」
いや、三十年後にして俺も同感。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.12.29 20:54:36
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.