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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2009.03.02
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カテゴリ:ヒラカワの日常
三月一日日曜日、松濤館流空手の始祖である船越義珍先生生誕百四十周年
松濤館創建五十周年の式典が、菊川の本部道場で行なわれた。
写真は、式典の開始を待つ樽酒。麒麟山。
麒麟山はリナックスカフェの桃ちゃんの生家が造る酒で、
新潟から車に揺られて道場に着いた。


あけて月曜日、朝オフィスに着いたら
本が二冊、雑誌が一冊届いていた。
いづれも、いただきものである。
まずは、大阪の盟友江弘毅だんじり親父から『街場の大阪論』。
バジリコ出版の安藤さん経由でお送りいただいた。
おっさん、忙しいのによく書いている時間があるなと思っていたが、
ミーツに連載していたものをまとめたものらしい。
帯文は、うちだたつるである。
「江さんの文章には、読んだ人間に何かをはじめさせる力がある」
いや、会った人間はみんな得体の知れないエネルギーを注入されるのである。
だんじりを遣り回すのも天職かもしれないが、
編集者としてこのおっさんの天賦の力を感じないわけにはいかない。

もう一冊は、『トヨタ・ショック』(講談社)
これも、もとはといえば江さんつながりでお会いし、
ラジオにもお呼びした井上久男さんのトヨタレポートである。
今回は、伊藤博敏との共著。
あの、トヨタに何が起こっているのかを知るには格好の本である。

先日も江さん繋がりで
釈徹宗先生から、『仏教ではこう考える』(学研新書)
『いきなりはじめるダンマパダ』(サンガ)
『不干斎ハビアン』(新潮選書)
の三冊をお贈り戴いたばかりであった。
ラジオ仲間の田中宇さんからは
『世界がドルを棄てた日』(光文社)も届いた。
この場をお借りしてお礼申し上げたい。

さらには文芸春秋の『諸君!』
なんで、この雑誌がと訝る読者もあるかもしれないが、
書評を頼まれて書いたのである。
今回の号には、養老さんが面白い論文を寄せている。
田母神論文の真贋論争を秦郁彦と西尾幹二がやっていて読みごたえがある。
テレビで幾度かご意見をお聞きした限りでは、
秦という人をあまり好ましく思っていなかったのだが、
この論争を読む限り、歴史家として公正な態度をもつ方だと思った。

この雑誌への書評は、二回目で、
前回は今話題の神谷秀樹さんの『さらば、強欲資本主義』
今回は、半藤一利さんの『幕末史』。
『昭和史』とならんで、半藤節が冴え渡る歴史語りである。
俺は半藤さんが好きである。
この人の歴史観というものには、人柄から滲み出る味わいと、
信頼できる立ち位置というものを感じることができる。
文芸春秋の山口さんからお電話いただいたときは大変忙しかったのであるが
半藤さんのご著書であれば、お断りするわけにはいかない。
何人かの書き手には、こういう気持にさせられる。
中野翠さんもそうだし、もちろん川本三郎さんの本は
ほとんど涎をたらしながら読んでいる。







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最終更新日  2009.03.02 17:42:59
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半藤さん   まろ0301 さん
 半藤さんの『昭和史』、そして資料で読む昭和史も買い込んで読んでいます。松本清張さんの『昭和史発掘』とはまた違った面白さを感じます。
 『諸君』の休刊が決まりましたが、書評は最終号に掲載されるのでしょうか? (2009.03.03 21:51:27)

Re:半藤さん(03/02)   hirakawamaru さん
まろ0301さん
>書評は最終号に掲載されるのでしょうか?

いつもどうも。今月号にすでに掲載されています。
来月号が最終号らしいですね。 (2009.03.03 23:56:50)


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