|
カテゴリ:サッカー
サンフレッチェのサポートマガジン「SIGUMA CLUB」
(紫熊倶楽部)の2003.2月号に、セザール・サンパイオ選手の移籍にまつわる経緯が書かれていた。 あのビッグネームが、J2に降格したチームに来てくれた理由を知って感動した。 以下は記事の抜粋です。 昨シーズン、サンパイオは降格争いを続けている関係上、自然と 広島に注目するようになった。終盤戦の試合をビデオで見るにつ け、彼の広島に対する見方は変わった。 さらに、自らが出場停止のため、テレビ観戦となった柏対広島の直接対決を見て、サンパイオはますます広島に好感を持った。 森崎兄弟をはじめとする若い選手の可能性も強く感じた。 このチームはいい。どうしてこの位置にいるのか。サンパイオは不思議だった。そしていつしか、広島でプレイしている自分を想像するようになった。という。 シーズン後、サンパイオは柏との契約を解消した。 運動量とスピードが衰えたとはいえ、彼の経験・技術は一級品。 J1のチームからオファーが舞い込んだ。その状況の中で、広島もまた手を挙げた。小野監督のいう補強ポイント「CBとボランチを同時に出来る人材」からすれば、これ以上の選手はいなかったからだ。 しかし、関係者の展望は暗かった。J1の各クラブの条件は明らかに広島より上。カテゴリーが同じならばまだ勝負のしようはあるが...。 それでも、織田強化部長は諦めなかった。そして代理人と交渉の上サンパイオとも面談した。広島がどれほどサンパイオを必要としているかを訴えた。 そこでサンパイオは次のようにコメントした、と言う。 “お金の問題じゃない。僕は、プレイしたい場所でプレイしたい。 そこは、広島なんだ。広島には、ビジョンがある。 J2にとどまるつもりではなく、J1に上がってその後優勝をめざす、というビジョンがある。 僕は、そういうチームで働きたい。 それに、僕の経験を日本の若者たちに伝えたい、という想いもある。 広島には、多くの素晴らしい若い選手達がいる。彼らと一緒にプレイしたいんだ。” こうして、サンパイオの広島でのプレイが確定した。繰り返すが、広島のオファーした金額は、他のクラブとは比較にならない。 しかし、それでもサンパイオが広島を選んだのは、サンパイオ自身の意志だったのだ。 サンフレサポなら、涙ボロボロだね。 ありがとう、セザール・サンパイオ。必ずJ1に復帰しよう。 そして、リカルド。君はいい。最高の補強だった。 チーム、サポ一丸となって1年でJ1に復帰しよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|