2011/05/04(水)19:23
田舎の百姓はゴールデンウィークはありません・・・
田植え最盛期の今、田舎の百姓にはゴールデンウィークなんてありません。
私は家が百姓をやっていてお米を作っていますが、毎年ゴールデンウィークはありません。
毎日田植えをするってわけじゃありませんが、田んぼをトラクターでならしたり、草刈をしたり、水の入り具合を見たりで毎日なんだかんだの作業があります。
道を行く車を横目に作業してます。
あの車はどこへ遊びに行くんだろ?
あのバイクはどこへ行くんだろ?
世の中の人は楽しんでるんだろうな~・・・って考えてます。
米つくりははっきり言って儲かりません。
というか赤字です。
トラクター、コンバイン、田植え機、草刈機、肥料蒔き、育苗機、軽トラック・・・
必要な機械はいくらでもあるけどそれに見合った利益ははっきりありません。
だから余計にバカらしいいんです。
みんなが遊んでるそのときに仕事して、疲れて・・・・
今の日本は輸入すれば何でも揃いますし、米が無ければいきなり困るというわけでもありません。
昔は農業を専業で充分に生活できたらしいですが、今はよほど旨くやらないと無理です。
自分の家で食べる分だけ米を作るというのは不可能になってきてます。
結局、農協や団体に任せてほんの少しのお米をもらうって感じですか。
何を言いたいかっていうと、日本はあまりにも農家に対する扱いが悪い!
日本人の主食であるお米を作る、その他野菜を作る、麦や、大豆やそのほかも、全て生活と引き換えにしているところがあるんです。
今は福島県の被害が言われてるけど、今までの生活の拠点であったものが全て無くなる、しかも長年かけて築いてきたものが一瞬で。
人事ではありません。
自分の仕事先がいきなり明日倒産、そんな感じですよ!
話がちょっとあちこちですが、
今の低所得の人間に百姓を続けるのは1000%無理です。
いまに荒れた土地が増えていきます。
それで初めて政府が動き出すんでしょうが、遅いです。
バカな政府は今の現状に気付くのがいつも遅い。
そして日本は中国に飲み込まれていくんでしょうね。
それまで生きているのはイヤだから、今のうちにやりたいことやってくいの無いように暮らそう。
誰から何を言われようと、自分がやりたいことだけはやろう。