住んでる家を買う(2)
2017年の春のこと。リーマンショック以来、ボーナスはホントに少ない。それでも、決算賞与が出て良かったなと思ったら、イキナリ車が壊れて、7万円の大出費で嫁と険悪なムードになった。思わぬ出来事でお金が飛んでいく哀しさは、嫁が怒る以上に自分がイチバン哀しいのに、こっちは八つ当たりも出来やしないと嘆きつつ、それもこれも管理職に昇進して2年も経つのに、ちっとも給料が上がらんからや、所詮はカネよ金....ふと深夜に思ったのは、今住んでるこの家も結局、ずっと借家のままなのかと言うことだ。いつか、買ってくれと言ってくる筈と願っていたが、そんな話は未だにない。この間、ブログで書いた「心如工画師」の通り、この家を買うと決めているから、諦めるつもりはないのだけど。 一体いつになりますか? そう誰に言うとなく深夜に呟く。翌朝、家では不貞腐れて、嫁とも口をきかずに出勤。ところが仕事を終えて帰宅すると、何やら嫁がソワソワして落ち着かない様子だ。だけど、昨夜のことが収まらない僕は、そんなことは気にもしないフリをして晩飯を食べていた。すると、ついに嫁が「さっき不動産屋から電話があったんだけど」と言う。僕は思わず予感めいたモノを感じて、箸を止めて「来たっ!」と思わず叫んだ!!嫁も、大きく頷き返して「家を買ってくれって!」俺、昨夜思ったんよー。いつ売ってくれるんかなァってさ。待ってた時が来た!急にさっきまでの怒りはどこへやら😁イキナリ雪解けモードの展開である。横から子供たちも「買おう、買おう!」と言う。犬を飼うのと訳が違うから、君らは黙っててと言うと膨れっ面であるが、気にもとめず嫁に話を促した。「遅くても良いから今夜電話くれって。急いでるみたい💦」まぁ、急いでると言われても、お金の話だからねぇ。いくらで買えと言って来るかが気になるし、取り敢えず食事中だったが、その場で電話した。話は、オーナーさんが神奈川にいる息子さんに変わっていてそのオーナーさんが、急にお金が要る事になったのだそうだ。理由は、不動産屋は知ってるみたいだが、そこは誤魔化された。で、問題のカネである。ズバリいくらなのか❓聞いて見たら、家はもう価値がないとして土地代となるがそれも妥当な金額○00万円だけど、先方が急いでるから、交渉してもう少し、不動産屋が下げさせれば「うん」と言うだろうと言うのだ。そして、究極の選択肢、買わないと言っても住み続けることは可能なのかと聞くと、一瞬間があって、不動産屋は「その場合は僕が買うので、申し訳ありませんが住めません。僕は3F建てのビルにしようと思ってますので」流石、商売人である。この僕にハッタリをかまして来たが、では細かいことは明日伺いますから、その時にと言って電話は切れた。皆んな、電話の声に聞き耳を立てていたが、電話が切れると子供たちが、ココがイチバンやから、他所には行きたくないと口々に言う。僕は飯を食いながら、○00万なら買うと言って良いだろうけど、どうする?と嫁に聞くと、ずっとココが良いと思って来たし、そうしたいと言う。では、買う方向で行こうとなった。でも、凄いな。昨日そう思ったばっかりなんだぜ?!さて翌日、嫁と一緒に不動産屋と話をして、その時気になっていた事を確認したが、まず築30年を有に超えてるので、耐震規格から外れていて、住宅ローンに対する減税は期待出来ない。仮に耐震工事をして規格に合わせたとしても、その費用と減税の額が割に合わないと言う。まぁ仕方がない 😮💨 しかし、その話を聞いた時に気づけば良かったが、この時は印鑑証明だの何だのと集める書類の事に頭が行ってて、お金が家と土地、紹介料、登記に関する費用以外に、他にお金がいることは無いか聞くのを忘れていたので、あとで慌てることになる。取り敢えず、お金が借りれるか早めに銀行に確認して下さいと言うと、仮契約書を手に不動産屋は帰って行った。翌日、給与振込や公共料金諸々の口座がある○岡銀行で住宅ローンの事前審査をネットで申し込んだ。その時はうっかりして、不動産屋に言われた額で申請したが、これが第二の失敗で、また面倒くさいことになる。ホントに、昨日まで家を買うなんて考えてない人間が、なんにも調べないでイキナリでやってるから仕方がない事が続くので笑って読んで欲しいし、これから買う人がいたら、そう言うことがあるんだと知っておいて欲しい😅普通はホームメーカーが、土地と建物以外に必要なお金についても、込み込みで話を進めてくると思う。 ところが、準備知識も無い状況からの中古住宅の購入は、不動産屋も不親切な面が多いので苦労する。僕の場合は「先方が急いでいる」と言う言葉に慌ててしまって、考える時間がなかったのがイチバン大きい。因みに事前審査は1週間くらいで、○岡銀行から審査OKの電話があった。まずは、第一段階突破か?と思ったが、これが苦難の始まりになるとは😓家を買う話が出たのが3月の下旬、事前審査が通ったのが3月の終わりで、早速、不動産売買の契約まで進んだ。引き渡しと登記手続きは売主、買主両方対面で銀行で行われるのだが、先方が仕事も兼ねて神奈川から福岡に出てくるからと、既に4月の中旬に僕の予定も聞かずに勝手に決まっていたから、本当に困った😥 なんで急ぐのか、マジ不気味だが、こっちも忙しいから短期で決めた方が実は助かる,と思いきや、そんな最中に突然、中国珠海へ行ってくれと、お客さんから頼まれた。確か不動産屋が言ってた週は、福岡はおろか日本におらんのだが.....どうしよ 💦 そんな僕の心中を知らず、不動産屋は、お金は借りれそうですか? もう借りましたか?としょっちゅう聞いてくる始末。不動産売買の契約をしたばかりなのに、今からでしょうがと腹立たしい。 なぜ、ここまで追い立てられんとイカンの?と、思いつつ○岡銀行に住宅ローン窓口へ電話した。僕の口座は、地元の○岡銀行の支店にある。当然そこで手続きと思ったら、今は数箇所の銀行支店に窓口を集約されていて、南区大橋にある支店に来て下さいと言う。夜は19時でも全然構わないと言われたので助かるが、遠いなぁ😭銀行に着いたら、通常の窓口とは別のところへ案内されて担当のお姉さんから名刺を貰った。 この人、入行8年目って言ってたかな? ハッキリ言って家を買うまでは、この人に頼るしかない。彼女の腕次第で、住み慣れた我が家が、本当のマイホームになるかどうかが決まると言っても過言ではないのだ💦 しかしこの人、なかなかお茶目でシャレになんない凡ミスをかまして来るので、僕は右往左往して正直焦りまくった😓その割に彼女、いつも落ち着いているので、大物だなぁと呆れるやら頼もしいやら、まぁそう言う風に教育されてるんだろうし、でなきゃ銀行なんて残れないよなと妙に納得してしまった。随分駄文長文になったから続きは、また次の記事で.....