ヒマでお気楽な毎日

2006/02/08(水)22:53

人間

育児(39)

最近、我が子ゆうちゃん(1歳11ケ月)がおもちゃを片手に持ってウロウロしながら 『何かたりないなあ…』なんてもっともらしくつぶやいてる。 おいおい何が無いんだよ。意味分かって言ってるんかい?とツッコミたくなる訳だが、 本人的には特に深い意味はなく、保育園で覚えてきた決まり文句らしい。 そんな我が子を見ながら「うん、まあそれでいいんだよ」と思う自分がいる。 人間は満たされた状況にいてもいなくても、いつも何か欠けている生き物だと思ってる。 一歩進んで考えてみれば、何かが足りない状態が自分本来の姿だと思っている。 それが当り前と思えることで、おかげさまでつまらん感情に左右されず生きてこれた。 満たされないことに不満を抱き、その原因を社会や他人や環境やお金のせいと思うのは、 それ自体とても不幸なことではないだろうか? うちの社のカウンセリング・ドクターが昔こんなことを書いていた。 今まで、誰もが天使のように生きてきたわけではなく、この世の中で生きている人間 には何かが足りないのです。 この世の中に、完全に精神的に健康であるといえる人は存在しません。 私たちが自己実現を果たすことはおそらくできないのでしょうが、自己実現的な人間、 自己実現しつつある人間、人生のよりよい選択者になれる可能性はあります。 この可能性は、単にこうなるだろうとか、こうあり得るだろうというだけではなく、 現にあるのです。実現しなくとも、目標として現実に存在します。 それでいいじゃん、と思う。ま、それだけのことなんだけどね。

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