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冴子のチームに、新人が配属された。
二十歳と21歳の男子。 二十歳の浅田は、つり目のキリッとした和風イケメンで、21歳の大滝は垂れ目つり眉の一見ハーフに見えるイケメンだった。 背もそれなりに高く、年齢の割には落ち着いている二人だった。 鑑賞してて飽きないわ。 仕事をこなしつつも、冴子は二人を細かく観ていた。 それなりに筋肉の付いた肢体。 落ち着いた物腰。 人懐っこいタイプの大滝も可愛いが、クールな浅田が時折見せる笑顔が、堪らなく可愛かった。 昔取った杵柄。 では無いが、冴子は二人をモチーフに、イラストを描き出した。 タキシード、着せたいな。 二人にタキシードを着せたイラストを、何パターンが描いていると、妄想力がフルパワーになり、一気に描きあげてしまった。 赤いドレスに身を包み、タキシードの大滝と浅田を黒革の首輪で繋ぎ、その鎖を持つ冴子。 渾身の一枚だった。 誰にも見せられない!! つか、見つかったらヤバい!! と、思いつつも、誰も居なくなった寂しいオフィスで、妄想力大爆発のイラストが描けて、一種のエクスタシーを感じる冴子であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.08 02:41:09
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