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カテゴリ:阪神
浜ちゃん、生まれ変わった! 右肩痛に苦しんできた阪神浜中治外野手(27)が1日、キャンプイン初日から首脳陣の大絶賛を受けた。シートノックの本塁返球で、約60メートルのダイレクト送球。バッティングでも221スイング中63本のさく越えと驚異的なパワーを見せた。浜中に「3番右翼」を期待する岡田彰布監督(48)は、2月12日の練習試合(日本ハム、名護)での右翼スタメンを内定させた。
届いた。浜中の運命の1球がしっかり本塁ベース上の捕手のミットに収まった。「キャンプ初日からシートノックでダイレクト返球する」。自ら掲げてきたノルマをクリアした。前夜の雨で芝生がぬかるむ悪条件の中、定位置よりやや前、約60メートル先の右翼から力のあるボールを投げ切った。本塁に返球した3球のうち1球目だけがダイレクト。後はカットマン経由とワンバウンドだった。 「下がぬれてたし正直、不安もあった。でも腕も振れていたしボチボチやないですか」 まだ道のりは長い。それがわかっているから喜びを押し殺した。それでも、見届けた岡田監督は「思った以上に投げれとったな」と手ごたえを口にした。 キャンプイン前夜、浜中は興奮でなかなか寝付けなかった。2度の右肩手術を経験。この2年間は2軍の安芸で別メニュー練習をこなすしかなかった。今年こそ体をイジメぬける。そんな状態にあることがうれしくて仕方なかった。何より大事にしたスタートで、肩の不安を見事にぬぐい去った。 肩が合格点なら、バッティングは「花マル」だった。フリー打撃、特打を合わせ221スイングで63発のさく越え。大ブレークした02、03年以上の破壊力を見せつけた。期待の大きさを表すように岡田監督からバックスピンのかけ方について直接指導された。「それや!」の声にも乗せられ元4番は“うねり”まくった。 浜中「バッティングは予想外。いい角度でボールが上がっていたし、去年にはなかった当たりを打てた」。 岡田監督「打つ方は完全に戻っているな」。 打撃は何ら心配ない。あとはなにが起こるかわからない実戦での守備。「様子を見ながらやけど、なるべく(実戦は)やった方がええ」。岡田監督の言葉を聞く限り2・12練習試合初戦の出場も内定。右翼のポジションを無事こなせた時、「今季最大の戦力補強」と浜中を評価する指揮官の言葉が、また一歩現実に近づく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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