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　えりちょのスポーツクラブだったので、今日は幼稚園にお迎えに行った。ギリギリまで家で仕事してたので、スポーツクラブが終わる頃に幼稚園に着いた。まだ終わってはいなかったけど、えりちょが私を見つけるなり、
「お母さん、跳び箱５段跳べたよ！」と叫んでいた。

４段は年中の時に跳べるようになった。でも５段は高かったようだ。えりちょは、お尻が跳び箱に着いても足が跳び箱を越えさえすれば、いつも「跳べた」と言うのだ。だから、またそんなことだろうと思っていた。ところが、スポーツクラブが終わるなり、走って来て
「お尻も着かなかったよ。踏み切り板なしでも跳べたんだよ。」と言うではないか。
「そりゃ、スゴイね。よく頑張った！」と思わず言ったけど、もっと早く来て見ていれば良かったなぁと後悔。
　
　先生もお友達も拍手してくれたらしい。お母さんも拍手してあげたかったよ。

　家に帰ってから、えりちょが
「ねぇ、お願いがあるんだけど。」と上目遣いで言う。
「何？」
「あのね、跳び箱買って。」と言うえりちょ。
　唖然としてしまった。
「跳び箱って、普通には売ってないんだよ。幼稚園や学校にしかないでしょ？」と言ったら納得したようだった。

　跳び箱が跳べて楽しかったのはわかるけどね。