2007/01/30(火)02:47
「キャプテン・シー」の巻き
最高峰ブラジルのサッカー界において、言わずと知れた名主将。。
「The キャプテン」と言えば、「ドゥンガ」ですねーー。
あまりにも個性的というか、強烈なキャプテンシーゆえに、チームメイトからは、相当な批判もあったらしいですが・・。
とはいえ、あれだけのタレント軍団では、並みの主将では束ねられないのでしょうが・・。
そのドゥンガが、「キャプテンシーとは何か」というコラムにて、あるべき主将像を語ってますので、引用します。。
『最大のポイントは、ピッチ上でチーム全員がキャプテンに頼れるかどうかだ。
ピッチ上でのリーダーシップというのは、経験を重ね、チームメイトの信頼を得て初めて発揮される。
つまりキャプテンとはある特定の人物が選んだり、指名するものではないということだ。
チームの中から自然に生まれ出てくるものなのだ。』
スポーツナビ・コラムより
う~ん、深いですねーー。
先日読みました、「日本ラグビー・名勝負伝説」でも、1983年のウェールズに、あと一歩と迫った日本代表の監督・日比野さんは、その試合を振り返って・・。
「このチームは、松尾雄治のチームでした。」
「グラウンドで監督がそのままプレーをしているような感じで、チームの能力を引き出す・・・。」と、主将の松尾雄治さんを大絶賛!!
以前、この試合のビデオを見たのですが、松尾のタックルは声が出ませんねーー。
(試合についてはまた後日、紹介します・・。)
松尾といえば華麗なパス攻撃が有名ですが、SOなのにFLなみの運動量で決めるタックルは、圧巻です。。
とくに、試合開始直後のキックオフ。
SOが、FWなみに突進してタックルする選手は初めてみました。。
また、セットプレーからのディフエンスでは・・。
相手SOに軽くプレッシャーをかけた後、急ターンして自軍BKラインの裏を全速力で後方に回リ込む。。
そして、WTBの外を抜いてきた選手までも止める。。
( ̄Д ̄;) ホンマに凄いって!!
BKラインとFBの間に、もう一層あるかのよう・・。
グラウンドに、野生のチーターを放したみたいな、速さと勘は異次元です。。
そして、第三列も加わり、なんとも重層的な守備網は圧巻・・。
あれだけ、無駄走りをしてるという事は、練習でも相当ハードな運動量をこなしていた気がします。。
それだけに、チームメイトも、不平不満は言いにくそう・・。
ついでに、当時はトライをとられた後の円陣では、手をつないでいたんですよねーー。
それも、松尾が真っ先に隣に並んだ選手の手を握り、檄を飛ばす。。
今なら、円陣よりも水飲むのが先でしょうけども。。
(飲むなと言ってるのでは、ないですからね。。)
また、怪我をした選手の元には、真っ先に。。
いやはや、これでまとまらない訳、ないですよねーー。
今や、ラグビーでは、ほぼ無名大学と言っていいチームの監督ですが、できれば松尾さんには、トップリーグの監督になって欲しいものです。。
ワケ分からん外人監督に高給払うより、何倍も広告効果もあって良いだろうに・・。
でも、協会が許さないなんて事では、ないですよね。。