2007/02/04(日)22:25
「エースをねらえ!」の巻
熱くて、激しくて、良い試合でした。。。
MS杯・決勝
「東芝vsサントリー」
2003年・大学選手権決勝、大田尾組・早稲田を、思い出す好試合。。
その時の試合は、後に藤島さんが、
「『ラグビーが消滅したら人類の悲劇だ。』
なんと表現するのか、つまり、厳しくて、いい試合だった」
と、後にワセダクラブ・コラムで描かれましたが、私の中では同じくらいの熱戦でした・・。
実力優位の東芝が、ミスを重ねて、ようやく五分。。
サントリーは、なんとか土俵際まで追い詰めたものの・・。
両チームの差は、最後のもう一押しのところで、差が出た感があります。。。
結果は、府中ダービーと同じくキック一本の差ですが、何気にこの差は大きい気がします・・。
東芝の奪った2トライは、マクラウドの個人技(と、いうか平のマークミス。。)と自慢のモール(これも、おとりでDFをつった、マクラウドの作戦勝ち。)で、持ち味を発揮。。
サントリーは、毎度お馴染みの、相手パスをWTBがスチールしてのトライのみ・・。
今季目標にしていた、「スクラム(セット)からのトライ」「オフロードパスをつないでのトライ」が、下位チーム相手なら通じたものの、東芝には通用する精度が無い。。
また、佐々木隆道の負傷で、対東芝向き、唯一の得点源が無くなると、計10回ほどあったゴール前でのチャンスフェイズが、不発に終わり・・。
この試合、全体の印象として、抜いても抜け切れず、押せても押し切れず。。
まだまだ、差はあるなぁと・・。
あの東芝の堅い守りを崩すには、なにより早さが必要。。
ゴール前の仕留め役には、(世界の箕内も、やっと認めた)佐々木隆道か、居なければ青木。
はたまた反対に、ゆる~く攻めれる、「こんにゃくステップ」の小野澤を、フィニッシャーに使うしか、手が無い気がしてます・・。
しかも、少ないフェイズで、チャンスを作り、一発で仕留め切る。。
こういう展開でないと、サントリーは、まず無理でしょう・・。
とはいえ、タックルが決まれば、これだけゲームは締まるものですねぇ・・。
とくに、前節は負傷退場だった、FB有賀の頑張りは、エライもんでした。
タックルを抜かれても、すぐに起き上がり、追いかけて・・。
そして、また抜かれては起き上がり、追いかけて・・。
やっと、ゴール前で追い付き、3回目のタックルで倒しきる。。
1回目で倒せないところが、有賀らしくもあり・・。
ボールを持ってからのプレーで、何かひと技あれば、代表に必要な選手になるのでしょうが。。。
まぁ、カツオ君や野村など、他のチームに居たら、まず決勝の舞台に立てないような選手を出してまで、ここまでやれたのは、チームの層が上がってきた気もします。。
今日は前W杯以来、4年振りくらいに見た、モールやスィープを必死に押す『番長』の勇姿。
日本選手権こそは勝って、番長の胴上げを見たいですが・・。
対東芝戦は、2点差負け→1点差負け。
次は同点なんてないですよねー。
ところで、生島淳さんのブログを読んでいて、思い出しました。。
「エースを狙え!」の宗像仁コーチ・・。
コーチ就任早々、岡ひろみを代表選手に大抜擢し、猛特訓を開始。。
周囲は彼の考えを理解できないが、理屈に合わないことはしない男。
wikiより
お前は、大西監督か?? ヾ(´▽`;)ゝ
いよいよ明日は、代表の発表ですね。。
フッカーと両CTBとFBは、誰が選ばれるのか楽しみです。。
懐かしくなった方のために、主題歌をリンクしときます。
「エースを狙え!」
「新・エースを狙え!」
「ドラマ版・エースを狙え!」
『東芝14-13サントリー』