2008/06/08(日)22:32
「ディーンズ・ラグビースクール」の巻
「そんなの、どーでもいいお・・・」というネタで、毎回埋め尽くされる、「daily telegraph」HPに連載の『トゥキリ'S コラム』。
今回は、珍しく内容が良かったので、ちょいと引用します。。
題して「新たなスタイルに向かうワラビーズ」♪
原文は、コチラ。
以下、ちょ~~意訳です。。
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かねがね、「ラグビーは退屈だ」とさんざん周りから聞かされてきた。
「プレーがすぐに止まるし」「選手はロボットのように、コーチのプログラム通りにプレーするだけだし」というのが大方の理由だが、こういう意見を俺ももれも理解できるよ・・・
だがしかーし、これからのラグビーは大きく変わるよ。。
第一に新ルールを導入したから、試合が流れるように動くようになった。
それより何より、豪州ラグビー界にとって最大の出来事は、ロビー・ディーンズが監督に就任したことさ♪
今週から始まった合宿の初日から、彼はちょいと違ったよ。
最初にしたことは、ミーティングを開いて「豪州ラグビーの何が好きで、何が嫌いか?」を全員に質問し、みんなの目指すラグビーはどうしたら簡単に出来るかを提示してくれたんだ。
そして早速、練習でやりながら、我々に責任の多くを委ねてくれたのさ・・・
この新たなアプローチは、ワラビーズにとって一番求めていたものだよ。
彼は、みんなを励ましながら、我々と一緒に歩き出したんだ。
そして、今のチームからは、選手達の熱を感じるよ。
これから、我々が目指すワラビーズのスタイルは、効率的で面白いラグビーをすることさ。
彼はラグビーが好きだし、よくラグビーを分かっているし、ワラビーズを世界の頂点に戻したいと望んでくれているしね。
適切かつオープンな対応で、とてもプロフェッショナルだよ。
なんといっても、このチームにはディフェンス・コーチが居ないんだ。
守備のシステムやパターンは、すべて監督が一人で面倒みてるのさ。
BKを監督が担当するっていうのは、良い感じの変化だよ。
他にも、選手を見込んで、今までワラビーズが慣れ親しんできた固いシステムを止めたので、これは足かせが取れたようなもんだね。
今から、試合をするのが楽しみだ。
ところで、私が彼を好きな点は、手ぶらで練習に来ることだよ・・・
課題も無く、政治的な手法も使わずに、我々を訓練で強くさせようとしてくれている。
それは選手にとって、気を散らすことなくラグビーに集中できる事を意味するのさ・・・
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無駄にコーチが多く責任も不明瞭、そしてチーム内もバラバラだったと言われる前監督の手法に対し、遠回しの批判も混ぜながらも、ディーンズ新監督を大絶賛のトゥキリ・コラム。。。
ものの半年前までは、ダニングと共に規律違反に明け暮れていた、トゥキリ本人の声とは思えません・・・。
空中分解状態だった昨年までのワラビーズから、一気に見違えたチームになったというのが、至る所から読み取れます。
これまで、あまり期待していませんでしたが、トゥキリを更生しただけでも、今さらですが何気に凄い監督なのかもしれません・・・
そしてなによりも、邪魔者が居なくなったからか??ひさびさにチームに熱が戻ってきたのは、非常に喜ばしいこと。
上記画像は、名簿を確認中のホゥイルです。
たしか藤島さんも・・・
「名監督の資質としては、スタメン表はことさら大げさに発表するよりも、A4紙に書いて部室の隅に画鋲止めしとくような人」(主意)
と、何かに書いていた記憶があり。。
スタメン表とは違いますが、それを思わせる画像だったので引用します。
次節アイルランド戦を皮切りに、いよいよ今季のテストマッチ・シリーズが始まります。
さてさて、新生ワラビーズが楽しみになりました。。。
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そして、ラグビー日本代表にも、知と熱で頑張って欲しいものです。
∩(´;ω;`)∩ <北京へジャンプ!!
画像引用:公式HP