Cheer for wallabies

2008/06/10(火)22:39

「日本vs豪州A」の巻

Play Book(58)

一昨日、福岡にて行われましたPNC第一戦「日本vs豪州A」。 この試合、日本と豪州Aは、攻守に同じようなシステムを使いながら(←私の勝手な解釈が入ってます)、自力の差というのか・・・ こうも違うのかぁ!? !(;`・ω・´) 。。。 と、思い知らされたプレーが多々あったもので、以下、この試合で最も象徴的だったシーンを、メモ帳がてらの雑感でふ。。。 (長くなりそうなので、テキトーに読み流してくらさい) ------------------------------------------- 前半19分、豪州A・FBジェラードのトライ・シーンです。 豪州A陣内10m付近にて、日本ボールのスクラム。 豪州Aは、スクラムを回してターンオーバーすると、そこから左に展開。。。 ------------------------------------------- SHホームズがボール・アウトし、ノートン・ナイト→タフ→コアラ→ファイニフォ→ジェラードと回して、あれよあれよという間に70mをゲインしてトラーイ。 この場面、ボールが出される前の状況では、豪州Aの5人に対し、日本は8人が前線に並んでいたのでふが、ホームズ&ノートン・ナイトのパス2本で物の見事に斬られてしまいますた。。。 ------------------------------------------- ここで気になったのが・・・ ○ 攻撃:9~12番のワイド・ライン ○ 守備:10~13番の立ち位置と追い方 この試合では日本も、この場面の豪州Aと同じように攻撃時にはBK陣がワイド・ラインを引き、(これまた単調過ぎるくらいの)パスを回していたものの・・・ 結果だけ見ればですが、この相手に使うには、いかんせんBK陣のパスが短く遅く精度も低い。 当然ながら、12番周辺で捕まり→そのラックにFWが人数を費やし→攻撃スピードが一気にスロー・ダウン↓↓ そこから、せっかく準備しておいた大外の順目に回しても、豪州AはWTBの外側までPRが回り込めるぐらいに重層的な防御網を構築し、かえって悪循環に・・・ こうなると物理的に、キックでしかゲインする手が無くなってまう。 行き着くところ日本は、テンポの良いショート・パスを連続させるか?(数年前にABsがやっていたような)ダブル・ラインをもっと複雑怪奇にアレンジしたのでないと、強豪国相手に抜き切ることは不可能な気がしる。。。 (キック主体が戦法ならば、このままで良いと思いますが・・・) もしも、強豪国相手にワイド・ラインを使うのであれば、(上記画像のように)パス2本で5対8→3対2へと形勢逆転できるくらいに、音速のパスを出せる選手が必要かなと。 もち、日本代表有資格者にそういう選手が居るかは、分からないですが。。。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~  それと、守備についてですが・・・ この場面で、「10番は、一体全体、何をどうしたかったのか??」だの、「14番は、ちゃんとコーリングしてたのか??」というのは、置いといて。。。 明らかなミスだと思われるのは見ての通り、12番の立ち位置でせうか。 (ギタウやモートロックをも交わせるレベルの)タフを相手に、対面のニコラスは内から外に追って、この試合では何度と無く抜かれたり交わされたり、散々な目に遭いますた。 ニコラス自身が、TLの試合では内から来た対面を難なく交わしているのと同じで、タフからすればこの日のニコラスは、良いお客さんだったかもしれませんです。。 ましてや、あの立ち位置からの後追いで、左右の選手(10番・13番)との出足や速度、マークの受け渡しまでも合わない状況では、何をどうやっても止めようが無い。 お互い合ってないのが分かったようで、アレジとニコラスは一回ごとに速度やタイミングを調整していたみたいですが、とくに前半は何度やっても面白いように呼吸が合わない。 飛び出し過ぎたニコラスが、その次の守備では速度を調整してマターリ上がると、前回遅れをとったアレジは猛ダッシュで突進してしまい・・・ 次は反対に、アレジが出足を緩めて合わそうとするも、前回出遅れたニコラスが倍の速度で飛び出し、結果は凸凹が直らないだけでなく、余計に穴を広げてしまいますた。。 前後の動きがこうですから、コンビネーションの合わない、もう片方のCTBとの横の動きは・・・ (以下略) とはいえ、走れず倒せずの現状ながらも選手の皆さんからは、それ相当の頑張りが伝わるだけに、非常にもたーいない試合でした。 ------------------------------------------- それと、日本代表がヒドすぎた分、結果オーライに見えてしまいますが・・・ 若手主体だの調整不足だのという点を差し引いたとしても、今季の豪州Aは想像以上にキビシそう。 残り4試合中3試合はホーム開催のため、多少救われた感がありますが、アイランダー勢との対戦は、とくにFW陣は心して挑んで欲しいものです。。。 そんな中、今回は久々に12番で出場した「リーグの英雄」タフは、やはし凄いなぁ~と、感心しますた。 (宿沢ジャパンの朽木さんや、昔の日本代表レベルの選手は当たり前の様にやっていた記憶がありますが) 攻撃時の立ち位置やコース取り、スピードに変化を付け、ボールを受ける前(ボールが空中にある時点)に瞬間移動して対面をズラし、ボールを受けた時には抜き去っているような、駆け引きと知性が滲む俊敏さ。 また、チームとしては、一人が抜いたり抜かれたりした時に(フォローやバッキング・アップで)は、湧き出るように次々と選手が現れる。 こういうプレーは、本来ならば日本人の方が得意なはずですし、現状の選考基準や戦術はツボを外した強化と人選をしているような違うような・・・ いずれにしても、相手チームを上回るスキルや運動能力の面が一つはないと、アップ・セットを起こしようが無いので、3年後を目指して何かしら秀でる部分を今から磨いて欲しいもの。 ------------------------------------------- そんなこんなで長くなりましたが、なおいっそう日本にも豪州Aにも頑張ってもらいたいなぁということでした。。。 どうも、ありがとうございました。 ()⊂(´∀`⊂⌒`つ≡≡トラーイ♪

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る