2009/04/04(土)15:28
「Week8:フォースvレッズ」の巻
Week8:
Reds-Force
「エンターテイメント・ラグビー」と評される、今季のレッズ。
そのファンタスティックな攻撃の素となっているのが、SP14上位レベルにあるTO数。
第3列のTO獲得数は、豪州勢4チームの中で栄えある第一位をひた走っております。
それもこれも、ボールさえ取れれば変幻自在な攻撃を繰り出すことが出来るものの・・・
残念ながら、被TO数とミス・タックル数までも断トツの第一位。
(ノ∀`)アチャー
対するフォースは、完全にSOギタウのチームとなっており、ここまでの6試合を見ると、ギタウの活躍度と勝敗が密接に関係しているように思えます。
それもあって、この試合はギタウをどうマークするのかに注目していたのですが・・・
レッズは、戦術云々というよりも、それ以前のミス・タックルが多すぎでした。
( ゚д゚)y-~~
とくに、1stタックラーの緩さは、お仕置きがてらに「シボリ練習」でもした方がいいぐらいに緩く、激しいタックルが連発した宿敵ワラタスとの試合とは、別チームのよう・・・
チーム状態を変える為に、一度「激しい練習」を課した方が、いいと思いまつ。
( ・`ω・´)
<フォース:先制PG>
17分、レッズ陣10mライン付近・中央でのこと。
ラックで倒れている選手を避けながら、またぐように向こう岸まで進んだレッズ4番ハンフリーズ。
球を出そうとしていたフォースSHのボールに手を触れた瞬間、笛がなりました。
現地映像の表示では、『イリーガル・クリーニング・アット・ラック/モール』とのこと。
ラックのど真中を歩くように渡って行った選手は初めて見たので、ちょいと感激しました。
ギタウのPKが決まって、フォースが3点先制
<フォース:1stトライ>
レッズ陣10m付近・左サイドから、BKラインを右に引いたフォースのラインアウト。
ギタウの突破から、内に走り込んだWTBカミンズがオフロード気味にボールを貰うと一気に前進。
止められラックができるも、SHがテンポよくボールを出し、12番オコーナーにパス。
守備ラインに隙間を見つけたオコちゃまは、「サイボーグ009」なみに加速スイッチが入り、レッズFBマクリンデを一気に抜き去ってのトラーイ♪
(*´ω`*)
この試合、対面のギタウに何度と無く手玉に取られたクーパーが、ラインアウトからの1stタックルの場面でも、よく分からない立ち位置とタックルを見せました。
今季、セットプレーからのレッズは、FWとBKの間(チャンネル1)付近を抜かれる事が非常に多く、7番ブライドさんが元気なうちは何とか止めれるも・・・
セット負けしたり、疲れたりで、鈍った時には面白いように抜かれまくっております。
多分、Q.クーパーの癖だと思うのですが・・・
タックルに入る直前に止まって棒立ちになり、ランナーを見てしまう傾向があるので、パワー系のぺネトレーターやバックスリーのエキストラマンに人材が居るチーム相手には、ちょいと厳しい。
この試合、いつになく冴えたギタウのゲームメイクに翻弄された感がありますが、BKの背骨となるSOとFBの守備力改善が、今のレッズには急務ですね。
キックが決まって「10-0」。
<フォース:2ndトライ>
30分、フォース、自陣22m付近。
フォースWTB・スタニフォースのパント・リターンから、右に左に大きく方向転換しつつ80mを9次攻撃まで繋ぎきり、最後はミス・マッチを突いたドリューがトラーイ。
キックも決まって「17-0」。
ここで、勝負ありでした。
<今季最高のダウンボール>
上記トライの起点となった、フォースWTBカミンズのダウンボールが秀逸でした。
スタニフォースのリターンでできたラックから、フォースは左に大きく展開。
ライン際でカミンズが2人がかりで倒され、そのまま寝転んでいればラインを踏む状況ながらも、足だけは空中に上げておくという離れ業のようなダウンボールを見せました。
自称「ダウンボール・ウォッチャー」の私としては、今季最高のダウンボールを見た気がします。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* あっぱれ!!
その後、すぐさま起き上がったカミンズは、もう一度パスを受けると30mほど前進。
また2人がかりで止められ孤立するも、今度は亀ラックでTOを阻止。
今まで、期待したことの無かった選手ですが、今後の活躍が楽しみになりました。
(以下の展開は、割愛します。すまそん・・・)
フォース:39
レッズ:7