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2011.04.26
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カテゴリ:桜-2011
DSCF0220.jpg
 
DSCF0223.jpg
 
DSCF0222.jpg(2011 桜)
 
 
 
街中の桜が満開になり、
 
一部で散り始めました。
 
 
 
被災地では、仮設住宅の建設が本格化し
 
被災者間の格差もますます広がりつつあります。
 
瓦礫の撤去と、家屋の解体、行方不明者の捜索が
 
連日行われていますが
 
とにかく範囲が広く、規模も大きくて
 
なかなか先が見えない状況です。
 
 
危険な作業と疲労困憊の中
 
日々頑張ってくださっている
 
自衛隊員の皆様、各県の応援を含めた警察官の皆様
 
現場の作業員の皆様
 
ボランティアの皆様に心から感謝いたします。
 
 
 
今日は、「備える」の中でも
 
信頼できるお店についてお話したいと思います。
 
震災直後の停電で、
 
コンビニエンスストアは何処も一斉に店を閉めてしまいました。
 
 
翌日だったかは、政府の店を開けるようにという指示で
 
開店していましたが、時間は短く
 
商品は入荷しないので
 
少ない商品を、早い者勝ちで買う状態でした。
 
 
スーパーは、店頭にかなりの人が並び
 
店には入れず、欲しいものを一人5点だけ言って
 
店の人に持ってきてもらう状態でした。
 
 
スーパーの開店状況は、
 
テレビでは伝えていたようですが
 
停電中はその情報も見られず
 
携帯も使えず、
 
ラジオではいつその情報が流れるかわからず
 
本当に大変な状況でした。
 
 
 大規模な停電で
 
新聞が作られず、新聞社からの配送ルートが寸断され、
 
震災後、初めて新聞を読んだのは4日後ぐらいでした。
 
 
そう、情報がないことが
 
こんなに不安で大変なことだとは思いませんでした。
 
 
ライフラインの寸断状況、復旧の見通し、
 
地震や津波の被害の大きさ...
 
本当に何もかもがわからないままでした。
 

 
しばらくして、物資が少しずつ入り始め
 
被害を免れたお店が営業を始めました。
 
 
そこでお店のタイプが2つに分かれ始めました。
 
震災後だから、ほぼ定価、もしくは高く売るお店。
 
震災後だから、頑張って安く提供してくれるお店。
 
 
店の規模、というよりも
 
経営者の方針のように思われました。
 
 
震災から1週間以上たち、
 
大きなお店に、買出しに出かけました。
 
疲労、疲弊しているはずの被災者の皆さんが
 
お店に入るときだけは、ものすごい勢いです。
 
冗談じゃなく殺気立っていて、戦地に赴くかのようでした。
 
 
店内には、商品はだいぶ並んでいましたが
 
数量制限のものが多く、パンや納豆、カップラーメンでは
 
学生ボランティアの人が監視をしていました。
 

お肉もお魚ももちろん品薄で、単価もかなり上がっていました。
 
電池などは、全くありませんでした。
 
 
 物はある、でも選ぶことも満足に買うこともできない...
 
 
それでも1品でも多く、と買いまわる人たちの上から
 
店内放送が流れ始めました。
 
 
「本日はご来店いただき誠にありがとうございます。
 
何とか商品を確保しようと頑張っておりますが、
 
本日はまだまだ数量が少なく、ご迷惑をおかけしております。
 
ただいま、商品を大量に注文しており
 
あさってには、十分な量が届きます。
 
どうか、必要以上に買われることがない様、ご協力をお願いいたします」
 
 
私の中から、あせりの気持ちがすぅっと抜けていきました。
 
臨戦態勢で、買い物をしていたひと達も
 
落ち着いたように見えました。
 
 
あさってになれば、という確かな情報は
 
人々に安心と冷静な心を与えてくれました。

 
震災後や買占めなどによる、物不足
 
放射能による、水の問題。
 
皆様の周りでも、パニックのような状態にならなかったでしょうか?
 
きっと、そんな時にこそ
 
信頼できるお店がわかったのではないでしょうか。
 
 これは、ネットのお店でも言えることだと思います。
 
 
迅速で、かつ確かな情報は
 
人々に安心を与え、無用なパニックやデマの広がりを抑えてくれます。
 
 
 そういった情報を、何処から手に入れるかということも
 
一つの備えとして必要かもしれないですね。
 

 
では、皆様今日もお元気で。
 
 





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Last updated  2011.04.26 17:09:20
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