おかあさんはおもしろい

あー1週間以上あけてしまいました。
沢山メッセージをいただいていたのに、お返事できなくてすみませんでした。
毎日がなんだかものすごい勢いで過ぎていって、
倒れ込むように眠ってしまっていました。

我が家のキャプテンは、おかげさまでまだウチにおります。
ものすごくなじんでしまって、
これは本当に予想外でした。
とにかく気い使いいのウチの息子も、
全く気を遣わないと言っています。
期末も勉強の習慣のないキャプテンに流されながらも
なんとか私たちの設定した及第点を取りました。（ちょっと下がったけれどね）
下の娘も、未だになつききって、寄って行ってます。
彼も、今日は総体の壮行会があり、
クラブの代表で挨拶したりしたため疲れたのか、
夕飯を食べてからずっとリビングで爆睡していました。
なじみきってます。
「総体が終わるまで預かる」という当初の約束でしたが、
総体よ来るな・・・！って感じです。

この1週間いろいろなことがありました。
日曜日にはバスケ仲間も二人呼んでウチでバーベキューをしました。
彼が、私たち夫婦にそっと言ってくれました。
「〇〇先生（バスケ部の顧問）、ほんまに良い先生ですよ。
先生おらへんかったら、僕どうしてるかなあと思いますよ。」
「小学校の時から、あんなにバスケット好きだったんだから、やってるんじゃないの？」
「・・・・・・続けられへんかったんちゃうかなあ。
僕の環境、すごかったですから。
兄ちゃんの友達はみんな入り浸ってるし、
そこでたばこすったり、悪いコトしたりばっかりしてるし。
でも、先生のお陰で、こんなんちっともカッコようないって
思えるようになったんです。」
あー先生！！隠しカメラで撮っておけば良かったよ！！

火曜日は、校長・生活指導担当・担任・クラブ顧問・児相ワーカーに、本人と母親を呼んで
今後のことを話し合うと共に、母親に対する指導を行うことになった。
５時からの話し合いだったが、５時をかなり過ぎて、母親から電話が入り、
１時間以上かかる場所にいるという。
彼は疲れて職員室の横の部屋で眠っていたようだ。
先生方も結局ワーカーと話し合うだけで、やはり家庭訪問で指導して行かなくてはならないと言うことになった。
彼を送ってきてくれた担任・顧問の先生とお話しする。
先生が、「どうなったら家に帰りたいか」彼に聞く。
彼は、首をかしげるばかりで、なかなか答えない。
「お兄ちゃんがいなかったら・・・」
兄は、日頃から自分の気分でかなり彼に暴力をふるっていたらしい。
「母親と二人だったら、帰っても良いか」
と聞く先生に、
「でもそうしたら、お母さんいなくなったらまた施設とか行かされる・・。」
「そんなモン、オカンおるんは大前提や！（先生は口が悪い）
今度オラン様なったら、GPS うめこんだんぞ！
オカンおってくれたら、まあええかってとこか？」
「・・・・・・・ちょっと家のこととかもしてほしい・・・」

それどころか、帰ってきてかなりたつのに、
彼の携帯に電話を入れたのも２回ほど。
ウチには勿論何の連絡もない。
（ウチだっていじめたりしているかも知れないのに！
心配じゃないのか！）
もう、私の、いえ、社会の常識を遙かに超えている。
息子に帰ってこいと言う言葉もない。
息子も会いにも行かない。

ただ、今度彼に帰ってくるように言うときはわかっている。と思っている。
もしも、ウチの里親の申請が通ったら、母親の所に彼の児童手当は入らなくなる。
（だって、子育てしてないんだものね。）
保護費は、彼の分が減ると３分の２ほどになる。

さあ、どうでるか？

お金目当てでも良いから、母親に帰ってくるように言ってほしい気もする。
母親に、帰ってこなくて良いと思われる子どもなんて、
存在してはいけないと思うから。

どうしたらいいか、
本当に、頭爆発しそうなほど考えてます。
でも、たぶんそれは、私たちが決めることではないのだろう。
これだけ沢山のオトナが彼のために動き、彼に関わる中で、
きっと何か方向が見つかるに違いない。
その方向を支援していけるように
私たちは、私たちの出来ることをするのみなのでしょう。

総体は、７月２日から始まります。
ウチの試合は３日からです。
がんばれ！！！
少しでも長く試合が出来るよう。
少しでも、引退が遅くなるように。