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カテゴリ:親ってほんとに

彼が退部をすると,子どもたちのところにやってきた。
先生は、子どもたちに任せて、すぐに退席されたらしい。

息子が帰ってきて、
「もう、あいつのことは良い。」と言っていた。
お喋りナンバーワンの息子の口が重い。
ただ一つ。「●●君が、一番泣いていた。」という。

●●君は、彼の家に一番近いので、
毎日のように朝、迎えに行っていた。
起きていなくても●●君の訪問で起きることも多かったという。

●●君が、一番先に泣いて、
「朝練しんどいんやったら、俺が毎日でも起こしに行ったる。」
「せやからやめんとけや。」と、号泣したという。

●●君は、彼が入部するまでは部で3番目の長身で、
彼がいなければ多分彼の代わりに試合に出ていた選手である。
勝手な理由で彼が休んだときはいつも試合に出て、そして叱られていた。
彼がいなくなれば、チャンスが一番増える選手だ。

子どもたちには、試合に出るとか、そんなことよりも、
毎日のクラブ活動が、毎日の仲間との時間が
本当に大切なんだ。

ずっと、ずっと君たちを見ていて、私は、
そんなことにも気がついていなかったよ。

本当に、素晴らしい奴らだった。

でも、彼はやっぱり。「自信がない。」と、退部する道を選んだ。

部員達は、3年生は全員泣いたと言っていたが、
その中で、それでも自分の気持ちを、自分自身で表した彼を、
私はやっぱり、よく頑張ったと褒めてやりたい。
みんなも、彼の口から彼の気持ちが聞けて、
それなりに気持ちも納得させられたと思う。
  星   星   星   星   星

さて、夜の7時。
友だちの家で遊び倒して今にも寝そうな次女と風呂に入っていた。
あがってくると、息子が、彼の母親が来たという。
「あやまっとったけど、母親に謝られてもどういうていいかわからん。」
何でウチに?保護者会の代表だから?とりあえずメール。

  携帯電話来てくれてんてね。風呂入っててごめん!
  もう今日は良いよ。
  お母さんが謝ることと違うし。
  今日は(彼)君もしんどかったと思うから、いっぱい向き合ってあげてください。
  でも、ちゃんと逃げずに自分の気持ちをみんなに伝えられたのは偉かったと思うよ。
  またゆっくりお話ししましょう。 あんまり考えすぎずにね!

夜の10時頃、いつも彼女から息子の事を聞かされていた
保護者からメール。
「今、お母さん来はってんけれど・・・いったい何軒周りはったんやろ?」

ずっと泣きながら、申し訳なかったと繰り返す母親。
別に殴られたわけでもないし、正直、特に親にとっては「たかがクラブ。」
(子どもたちにとってはそれが全てかもしれないが)
彼のやめるやめないの騒動を子どもから全く聞いていない保護者もいたようで、
夜に突然尋ねてこられて、もうパニックだ。

「常識がない。」と怒る人もいて、(当たり前か)
この人はもう・・・と、ため息をつく。

子どもが迷いながらも出した結論を
どうして、支持してあげないんだろう。
少なくとも、認めて、受け止めてあげて欲しい。
彼の出した結論を親が謝って回っているなんて・・・
彼にはどれほど辛いことだろう。

クラブの部員みんなを敵に回して、
自分の意志を貫けたことを
どうして、認めてあげないんだろう。

少なくとも、今日だけは、たとえ一緒に話さないまでも、
家にいてあげたら良いんじゃないだろうか。
3時間も4時間もお母さんが夜にそんなことをしていて、
家はどうなっているんだろう。

子どもたちは大丈夫。
きっとこのことをバネに、また大きくなっていく。
先生もいる。仲間達もいる。
でも、彼は今、きっと家族が一番の味方のはずなのに。

       しかし、何度思ってもバスケ部のヤツらは良いヤツらだ。
       だから、彼をそこにおいておきたいお母さんの気持ちは、
       とってもよく分かる・・・。

 

 

 






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最終更新日  2006/04/28 03:47:41 PM
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