2008/06/21(土)23:08
移動運用(訓練)
昨日から本格的な梅雨となって止み間はあるものの雨降りの毎日です。
思えばここ1ヶ月、雨らしい雨は降っていないので大歓迎だ、だがほどほどにしておかないと
日照不足、洪水など発生するとこれは困る。
程々が丁度いいのであるが「そうは問屋が下ろさない」
昔、昭和40年代であったろうか山陰大豪雨が数年間続いたのにはほとほと参った経験がある。
明日は「日赤奉仕団の移動運用」である。
無線通信訓練もさることながら、ハイゼックスによる炊き出し訓練も行われることになっている。
運用地は日吉津(ひえづ)海岸で設備をセットする。
全国の仲間とレポート交信するのであるが商業無線と違ってアマチュア無線であるので話の内容は筒抜けである。
そんなこと百も承知の上でのことだ。東北地方では岩手・宮城内陸地震の話になると思うが1日も早く日頃の生活に帰られん事を祈るのみである。
専門的で恐縮だが使用する電波は7MHZのSSB短波通信を利用する
地球を取り巻く約200km地帯にあるF1,F2層の電波の反射を利用しての通信である。
なにせ雑音を取り去ってクリアーな通信を提供してくれる商業無線とは全く趣を異にする。
そんな状態でも自分の声が中継なしでダイレクトで日本全国に飛び交うと思えば自然と呼びかけの声も弾んでくるというものだ。
このアマチュア無線は空の状態(コンディション)によって左右されるのだから心配は尽きないが此れもまた穴場を探してCQを出すことは非常に楽しいことだ。
晴れればいいのだが梅雨真っ最中、晴天だからよく聞こえるとは限らない、雨だといってもBestコンデションの時もある。
短波通信と言うのは太陽活動と密接な関係があってなかなか素人では判定し難いものである。
この訓練を繰り返し行って通信が途絶したときにはアマチュア無線が大活躍することとなる。
がそんな事が無い世の中であって欲しいものだ