テーマ:カメラ片手で歴史探訪紀(3)
カテゴリ:歴史を語る
終日の春雨では格好良く「濡れて行こう」とはまいりませんね
昨日ブラリと安養寺に出かけてみました 自宅から2km弱の近いところに在ります。 固い桜の蕾がまだ小さいですね <安養寺正門>・・・・簡素な門構えは何となくホッとします。 <本堂>内親王木造尼仏像が祀ってあります <瓊子内親王廟> 瓊子内親王没後650年祭が盛大に行われました(平成元年) <歯形クリ>正面に伯耆大山が見えますよ! 秋に栗の実がなりました。 村人が「内親王さま、どうぞ召し上がってください」というと一口かじりかけたその栗の実には内親王の歯形がついた。 「これを植えて芽が出たらお父上もきっと大願成就なされることでしょう」・・と すると次の春には発芽したのです、そしてこの年の早春の元弘3年閏2月、後醍醐天皇は密かに隠岐を脱出し船上山の合戦後、凡そ1年足らずで奇跡的に帝位と帝都奪回(六波羅探題陥落)に成功したのです。 「京都に帰って来い」という父帝の要請を断り一宇の庵主として僅か24歳で亡くなったいうから一層哀れですね 桃栗3年、その栗が数個実をつけました ところが、その全ての実には内親王がかじったと同じ歯形がついていたのです。 不思議なことがあるものだとこれ以来この栗を「歯形クリ」とよんで大切に育てました。 なにせ数百年前の出来事ですから栗の木も世代交代です。 戦後(太平洋戦争)まで3代目の大木には薄っすらと「歯形」があって学童は拾って食べたのですがこの4代目にはその面影はないみたいです。 もっと大きくなって歯形が現れたら嬉しいのですけどねえ・・・・ 30分ほど元弘時代の物思いにふけって写真を撮っていたら2,3名の方がお参り(見学)に来られていました なんとなく、ホッとして我にかえりました ★ 今回は写真の披露でした ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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