カテゴリ:歳時記
すっかり寒くなってしまったので野良で働く人もいなくなりました
時には畑で見かけますがそれは仕事ではなく自宅用の野菜収穫ぐらいだから出会って立ち話すらしない閑散としたものです。 秋の果物の収穫を終えて残って真っ赤に熟した柿がいかにも初冬らしいですね。 雪が降ると一斉に野鳥の餌食となってしまうのももうすぐでしょうか。 今日は「申上祭」でした。 農作物の豊作感謝が主旨であったのですが家内安全、交通安全等諸々の祈願が重なってしまいました。 この「申上祭」伯耆の国では彼方此方で行われているようです。 祠、神社があってその集落にはたいていは宮司さんがいたのだが近年になってから高齢で引退、後継者不足とあって他の集落からの応援でかろうじて祭典を維持している現状です。 祭典と云っても笛や太鼓の「お神輿お祭り」ではなくて籠堂に集合した各戸が神妙になってお祓いを受けその後はお神酒を頂戴するという極めて質素な行事が今でも行われています。 この神社、幸いなことに我が家が一番近くにあるのでうっかり忘れていても自然と思い出すことが出来て嬉しいです 年間を通じて4回の祭典があって昭和の末までは全祭典とも宮司さんのお祓いを受けていたが高齢引退されたのを幸いに簡素化を図りました すなわち3回は 各人が各々午前中に参拝して下さい、お祓いはありません(宮司さんは不在) 自治会でお神酒をお供えしておきますので各自で戴いてお帰り下さい。 ということとなって現在に至っています それでは淋しいので一年一回はせめても宮司さんのお世話になろう・・・という訳です。 随分と虫のいい話ですね、でもこれで良いのだと思いますね --------------------------------------------- 厳粛な祭典を終えて宮司さん 「今年はとんでもない年でありました、あの東日本の大地震大津波、この先が見えない原発騒動、そして2つの大雨台風と矢継ぎ早に襲ってくる災害・・・」 そしてこう付け加えるのを忘れていなかった 「それにつけても我が郷土は大したことがなくて良かったですね、米の作柄も98のまずまずでした」と・・・・・・ この宮司さん「年明けの大雪」はすっかり忘れておりなさったようでした。 曇りとはいえ北風が吹いて寒い一日であったがお馴染みの顔を見るのは久しぶりとあって懇談会は大いに盛り上がって瞬く間に予算の2升のお神酒を戴いてしまいました 家に帰ったら部屋の暖房と相まってジワジワと効きだしてなかなかいい気分でありました そろそろ年賀状の準備、冬用タイヤ交換等気がかりですけどね・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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