2014/02/25(火)16:25
荒神さんの当番がやってきた。
オリンピックが済んだ途端に春めいてきましたが例のPM**が襲来して山陰地方は朝から視界が悪く雨も降っていないのに目先の大山がまったく見えません
今回は氏神の「荒神さん」のお話しです
我が集落は32戸、戦前から5戸増加しただけで良しきにしろ悪しきにしろ昔の風習がそのまま現在まで伝わっている珍しい集落です。
といっても冠婚葬祭は世間並みに改革されてきましたので無改革地域ではありませんが何でもかんでも合理的、科学的の改革するのもどうかとは思います。
さて本題です。
拙宅の近くに集落の氏神さまがお祀りしてあります。
地区名称は「樋ノ口」・・・・ひのくち(小字)というのですが、この氏神様は「樋ノ口神社」とは呼ばないのです。
誰もが「荒神さん」と呼んでいます。
何故だか、私にもわかりません。親父も「解らない・・・変な事を聞くな!」といった按配でした。
同一地番上に在って2つの祠がお祀りしてあります。
周囲が森林、薮に囲まれていますので年間に3回のお祭りがあり持ち回りで清掃当番を行っていますがその期間以外は落葉、枯れ枝、野草等が縦横無尽にはびこるため、20年前からこれも当番制で毎月1回は清掃を行う事になっています。
自宅がこの神社に一番近くなので氏子の皆さんのおかげで周囲の環境が良くなりました
さてこの2月が自宅に当番がやってきました。
毎月1回清掃なので2年半の周期で当番がやって来るので珍しい事ではありません。
迂闊なことにこの当番は掃除当番だけと早合点していたのですがこの「荒神さん」の掛け軸があり、それを我が家でお祭りして1ケ月後にはお隣さんにバトンタッチしなければならないという事が解って来ました。
それまでは当番がやってきたら掃除は行っていたのですが、他にもやることがあったとは・・・・・・
氏子さんによってはそのままケースに納めたままバトンタッチされるのもあるでしょうが(規則はありません)
今回は、こわごわと中身を拝見させて戴くことにしました
<幟り>3枚入っていました PM2.5の襲来日は干せませんね・・・
「荒神」の字が見えます 明治26年新調
幟をたてた時代もあったのでしょうか・・・昔の人は信心深いですね
<荒神さま>掛け絵
戦前はこの掛をお篭り堂に掛けて参拝したのかもしれませんがその風習は廃れてしまいました。
<接近>怖そうですね、さすがに荒神さん・・・・・・
2月も月末になってきて掃除のため下見に出かけてきました
<参道>緩やかな上り坂を登って、近年コンクリート道を氏子動員の直営で行いました
自宅よりわずか徒歩5分で到着です
<境内>
冬場なのでそんなに汚くはなっていませんでした、2,3本の竹が雪害で参道に折れかかっていた程度で安心しました。
これが11月、12月当番となると落葉掃除で大変な作業となるのですがね・・・・・
WEB検索するとこの荒神さんの祭日は毎月28日だそうです、氏子の皆さんはたぶんご存じないかもしれませんこれもパソコンの御かげなのでしょうか
<余談です> 「荒神さん」のWEBサイトを見つけました。お暇ならご覧ください。
クリック→ 「荒神さま」