カテゴリ:物づくり
10年も前に約半年間、ポリテクに通っていました
科目は尤も人気の高い「住宅サービス」でした。 他のコースは20人程度だったがこのコースは2組もあって其々30人学級でその人気が解るというものです。 さて、自宅の物置からそのポリテク時代の作品が出てきました この中に三角定規に良く似たものがあります、茶色のものです。 この名前は私にも解かりません 後になって判ったのですが広い意味で治具といわれるものだと思います。 治具(ジグ)だなんてあまり使わない言葉です。 ウキペディアによると 機械工作において、工作物を固定する道具のこと。「治具」と 当て字で書くことも多い。 ジグ (jig)・・・・・・道具と訳されているようですがただの道具ではなくて今流に云えば「便利ツール」とでもいった方が相応しいのか知れません。我流の表現で相応しいのか解りませんけどね ---------------------------------------------------------- 見て戴いたついでにこの定規の使い方をお話しします。 これは、販売品ではありません授業の合間を見て先生に習って作成したものです。 材料は桜の木を使っています(固くて狂いがなく使うほど手垢で桜色になって美しい)がそれでなくてはいけない事はありません。 <余談ですが>桜の木は日本建築で障子、襖(ふすま)の敷き縁となっています、近年は桜の木は入手困難だと工務店の方が云っていました。 作り方はいたって簡単です、その桜の木の板材を直角、その半分の45度を線引きして片側には適当な直線の溝を掘ったガイドレールを接着剤で固定します 乾いたならそれを鋭利な切断機(スライド丸鋸)で下地の線を切断して出来上がりです (握り易いように半円形部分を切り取ります) どんな時に使用するのかはもうお解りでしょう、板材等の直角、45度線引きとして使用します ※曲尺で直角は連続で書けますが45度を即座に複数書くことは時間がかかりますね。 何本も引く場合はスライドさせて使います 但しこの定規を充ててその面にそってノコギリを引かないようにして下さい。 せっかくの治具が傷が付いて直線が引かれなくなります。 なにが云いたかったかはご存知のように「便利ツール」というものはどんな工作にでも考案することが出来そうです。 勿論、便利ツールだからといっても使用しなければ意味がありません ※言い訳するようですがこれは2本目でもう1本は手許に在って使っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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