カテゴリ:ふるさとわが町
コロナ禍のオリンピックを終えて一段落する間もなく、甲子園高校野球、日本列島大豪雨、盂蘭盆会、そして今日は”終戦記念日”となんと8月は目まぐるしい月である事やら
![]() ![]() ![]() ![]() 3/4日連続の降雨の停滞前線も南下して、山陰は時折陽が差し込むようになりましたが真夏の気温にはまだまだで肌寒いお盆を過ごしています。 被害に遇われた各地の方々に心よりお見舞い申し上げます。 当地,平野部では大した雨量もなく3~4日間降り続いた降雨の累積は210mm程度で治まり短時間集中豪雨もありませんでした。 ーーーーーーーーーーーー 前置きはこのくらいにして、本日はお盆に相応しい?話題をお話ししようと思います。 突然ですが「夫婦鯖」と書いてどう読まれますやら、、、、、 「めおとさば」普通はそれで正解ですが当地方では、「さしさば」と発音します???? ちなみに「さしさば」と発音し検索すると 「刺し鯖」と表示されて :背開きの塩サバ2匹を頭のとところを重ねて一刺しにしたもの。江戸時代には、盆の贈答などに用いられた。 と解説されています。 では、「めおとさば」で検索すると、驚くことに13年前私が「楽天ブログ」でUPした記事が出るのです ![]() ![]() ![]() ![]() ※だから、「めおとさば」と発音するものは全国的には存在しないし、在ったとしても殆ど知られていないということになるようです。 ーーーーーーーーーーー では、現実の「さしさば」はどうなっているのかというと ![]() 近年までは「夫婦サバ」と表示されていましたが、読み方が解らないのでしょうか「さしさば」となっていますね。 右にはお馴染みの「焼きサバ」が見えています。原料、原産地;山陰沖限定表示が見えますね。 ーーーーーーーーーーー 昔は盂蘭盆中は生臭禁止で精進料理を頂くのを旨としていました。 夫婦鯖2匹を特殊生加工されたサバ(薄味の一夜干か?)をいただく権利がある者は両親が健在であることが条件でした。 ![]() まず、この夫婦鯖を神前に御供えした後に家族の権利者は頂き初めをし ![]() 後は焼き鯖にして家族でいただく風習があります。 夫婦サバが<焼きサバ>となりました。 ![]() それだけ両親が揃っている子は(生モノが食べられて)幸福者だ。と云う訳です。 ガッテン、ガッテン!! ※家族のうちの誰かが片親(両親)がないので全員が食べられない訳ではありません。個々の両親の健在が基準なのです。 私,女房の両親が長命を全うしたので近年までその恩恵を授かりましたが私の実父は9歳で母が死没したので「自分は子供の頃から夫婦サバをいただけなかった」と苦笑していました。 ![]() 「両親が揃って長命なのは幸福者だ」と云う山陰米子付近に伝わるお盆のお話でした。 親思ふ心にまさる親心、けふのおとづれ何と聞くらん(吉田寅次郎) ※親というものはありがたいものですね。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 夫婦さばの習慣を知らない米子の友人がいるのには、いささか疑問を感じますが、夫婦さばを該当の者が調理するのでもなく、ただ製品を購入するだけのことなので郷土の風習として後世に語り接ごうと思っています。 ![]() 私も慌てて、撮ったついでに購入しました。 このサシサバは此処のスーパでしか見かけません。販売もこのお盆限定です。 ![]() 今回は、郷土にまつわる夫婦さば(さしさば)の話題でした。 ご覧いただきありがとうございました。 ーーーーーーーーーーーー 追記;前回の補足写真です。この季節、蜂の巣作り最中です。くれぐれもご用心ください。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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