ミステリー「日南X]と池田亀鑑と大江賢次と??
暫くご無沙汰しました。前回からほぼ一ケ月・・・・あの忌しい15,19号から一月経ちました。前回のUPは「小学校の稲刈り」だったがその後暫くは10月の悪天候が続き学校側の予定も先立つものもあって関係者で脱穀を行ってしまったようだーーーーーーーーーーーー話題を変えます最近、私の友人のG兄がフェースブック上で(以下fbと記す)ミステリー小説「日南X]の内容に沿ってD探偵の足跡りを辿りつつ文中の要所要所でを撮り4/5枚づつ、UPしながらレポートを載せている ※TVでお馴染みの現地レポーターというもので、趣味でやっているのです。(笑)「日南X] ミステリー小説 発行:日南町観光協会 ¥1500 p490 2019/9/14発行 WEB(画像)でも検索可能ですG兄は既にその小説を完読しているのだが、犯人を明記しないのは、新刊ゆえに「著作権侵害」とも絡んでか、「あらすじ」すらも書いていないのです。fbなるものに、小説感想文を数十回にわたってUPしても友人は誰も共感、賛同を得まい。「完読者だけが辛うじてG兄の記事が理解出来る」というものであっては、その小説に無関心な友人たちには迷惑でしかないーーーーーーーーーー実を云う私もその小説の内容は知りません。(先日10日入手したばかりです)G兄の連載も一月半、15回にもなると、だんだんと(レポートを読んでいくうちに)作家:松本清張、井上 靖氏の小説の舞台となった集落が掲載されたりすると自ずから興味が湧いてきます。文学者:池田亀鑑氏の生家が日南町上石見だったとは・・・・・UPされるなど、なんとなく引き付けられてしまって、(G兄のUPする記事とは無関係に)その写真にのみコメントを書くようになってきたのです。清張、靖氏、お二人の昭和の偉大なる小説家で知らない方はまずないでしょう。昭和34年1月でした。「米子市公会堂新築記念講演会」でお二人の講演を聞いたことがあります。両氏は当時、人気作家で清張さんは推理小説、井上さんは新聞小説「氷壁」出筆中だったとかで何を話されたかは記憶にありませんが(笑)両人とも昔の思い出の地「日南町」に向かわれたのではなかろうかと想像します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<追記>補足を続けますミステリーX:鳥取県西部の中国山地に近い、日野郡 :「日野町」と「日南町」は山間部の町で鳥取県面積の約1/10がこれに相当し、その90%が森林であって「天空の里」の感がします。そこを舞台として次々と謎の殺人事件が起こるのです。過疎対策の一環として此処を舞台にして両町長から米子市在住の作家「松本 薫」氏に依頼した「日野郡三部作」の最終作「ミステリーX]が今年6月に発行となった。彼女の著書には「梨の花は春の雪」等がある。<日野郡三部作>左から たたら 天の蛍 日南X 松本清張:彼の父がここ鳥取県日野郡日南町八戸出身で父の事を書き記した短編小説「半生の記」 が縁となって「清張文学碑」がここ八戸に在る(S50.4建立) 井上 靖 :日南町福栄は彼の家族がS20/6~20/12まで疎開した集落。そこでの著書「通夜の客」 清張さん同じく「井上靖文学碑」が在る(S53/3建立)池田亀鑑 :「源氏物語」の先駆者といわれた文学博士で彼の生家が日南町(中国山地、上石見)でG兄と同じ小学校だったという事に時代を超えて、奇遇以上のものを感じています。というのは、亀鑑が作家「大江賢次」(明治38~昭和62)の尋常小学校6年生の担任教師であった。大正4、5年頃 ※大江家と今津家(自宅)は遠縁にあたり私の子供時代には大江家には何度も訪問の経験があるのです。終戦4,5年後のことで、大江家は東京から生家(溝口町)に疎開中でありました。<若き頃の池田亀鑑>溝口尋常小学校教師の頃か? 亀鑑:カメノリと読みます たったの1年間の師弟関係が賢次を奮起させ作家を志したといえるのです。 妙な題名ですが・・・・後編は次回となります。<お断り>表題 ミステリー小説「日南X」はフィクション(虚構)です。登場人物もしかりです、なので清張、靖、亀鑑、賢次氏はこの小説には登場しません、が小説の中での集落、学校名(一部仮称)等は現存するので(4氏と関係あるので)拙宅ライブラリーを基に今回のUPとなりました。