(続)男の料理~♪
サンザシが見頃ですね、今年もきれいに咲いています(我家の裏庭で)きょうは「男の料理教室」です、5月も中旬だのに皆さん寒い、寒いの連発です。 目に青葉、山ホトトギス 初ガツオとは初夏の俳句と思いますが、本日のメニューは「鰹のたたき」です まだ土佐沖では揚がっていなくて宮崎県止まりだそうです、きっとまだ親潮が冷たいのかもしれませんね?お馴染みの「タタキ」ですが調理法は千差万別でしょうから「所変われば味、品変わる」でしょうからこれが本物云うことはありません。 50cm程度のカツオが用意されました先生が説明付きで3枚に見事にさばかれるのを見学しました・・・・・出席者10人が各1尾ずつ調理するわけではありません、まして1テーブル(3~4人)で1本も配分がありません。10人分でしたらもう1尾で充分です 「もう1尾は我と思う人は挑戦してみてください」あまりにも手さばきが鮮やかだったもので「俺がやってやる」・・なんて威勢の良い声は聞こえません 下手でも名乗りをあげるのが男なんですがね(笑)希望者がないので先生がやられることになり生徒は薬味作りに入りました材料(5人前)カツオ1/2尾、ポン酢醤油、大根1/2(桂むき用)☆薬味:ニンニク1/2株,青シソ10枚,青ネギ1/2束,土生姜30g,ミョウガ4本薬味の材料のきり方の説明です、大根に桂剥きと聞きなれぬ言葉が・・・・はて?「先生、時代劇のカツラを連想しますが・・」というと先生「アデランスは私の頭に下さい」座布団2枚;<桂むき>先生のお手本です 挑戦したのですが、ボロボロで長くなりません。この薄さで向こう側の新聞の活字が読めたらGOODですね・・・ととても、とても・・・・人差し指が突っ張ってしまって <余談です> 先生の現役時代のお話です。「調理実習で、ある女生徒がリング状に剥かないで薄く立て切りにしてごまかしていましたが切った繊維を見ると直ぐ解るんですね・・・・」とさすが先生、御目が高い!この生徒はいつもこのようなことばかりして横着な子供でした・・・・と先生の回顧談が聞かれて面白かったです。「ガキのやりそうなことだ!」と受講シニア族は苦笑しました<両面を焼く>いい匂いが漂って・・強火の直火で皮の方に焼き目を付け、裏返して身のほうも焼いて氷水に入れ急冷する(放置すると中まで熱が伝わって新鮮味がなくなる)<薬味も揃いました>ニンニクは極く薄くスライスする。青シソ、みょうが、生姜は細かくみじん切りとする<盛付け>冷やしたカツオを5mm位の厚さに切って少しずつ重ねて並べ、桂むきした大根のケンと青シソの葉を敷く●身の上に刻んだ薬味とニンニクを全体に平に乗せて包丁の腹で軽く叩いて薬味の香りをなじませる<いただきます>ポン酢醤油をたっぷりかけていただく右端にあるのはカツオの血合い肉の生姜煮です<メモ>1.カツオの皮は硬いので焼くことで皮を軟らかくし、焼きめの香ばしさを味わうのだそうです2.カツオの身の上に薬味を乗せて包丁で軽く叩いて味をなじませるのでタタキの名称が付いたといわれる3.カツオは回遊魚なので養殖が出来ないということです。年中在るのは冷凍だからなのだそうです4.カツオの他、鯵(あじ)の身を刻んで薬味を混ぜて包丁の刃でたたく鯵のたたきも美味しいですね