テーマ:忠臣蔵(9)
カテゴリ:歴史
今日12月14日は赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日です。といっても現在の暦では1月30日とのこと。ですから、その当時は東京で雪が降っていてもおかしくない季節ということになります。 さて、赤穂浪士の討ち入りについては、芝居や映画などで一度は見たことがあると思いますが、討ち入りに際しては、浪士たちが揃いの衣装で颯爽と主君の仇討を果たしますね。 ところが、この揃いのいでたちは、お芝居や歌舞伎のもので、実際にはこんなに目立つ衣装ではなかったといわれています。まぁ、黒くて目立たない格好だったと思います。 それに討ち入る浪士たちは、おそらく着物の下には鎧なんぞを仕込んでいたでしょうし、対する吉良方の侍たちは、夜間の襲撃に遭い、鎧などの防具もなく、着物一枚で応戦したに違いないため、少しでも刀が触れるとすぐに傷ついたでしょうね。 そういう意味では、討ち入った浪士たちが完勝するのは当然だったかもしれません。 さて、この討ち入り事件は忠臣蔵として、江戸時代から大人気を誇り、今に至るも日本人が大好きな物語です。主君が果たせなかった思いを主君に代わって成し遂げた忠臣たちの物語ですが、このような家臣を持った殿様はある意味で幸せ者ですね。 さて、今の世にこういう忠臣蔵の家臣のような部下を持っている経営者がどれほどいるでしょうか?むしろ、吉良上野介のように、討たれるがわの人のほうが多いかもしれません。 正直言って、「この上司・経営者ならどこまでもついていく」、というよりも、「やっつけてしまいたい上司・経営者がいる」という人のほうが多いだろうと思います。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歴史] カテゴリの最新記事
|
|