ヒロくんの気ままな報告

2017/07/28(金)20:20

企業の家族主義は続かない・・・

企業・会社員(108)

九州の福岡県が発祥の出光興産が揺れています。 出光興産は、故出光佐三氏が設立した会社で、その出光佐三氏は百田尚樹氏の「海賊とよばれた男」という小説の主人公でした。 企業というものは栄枯盛衰があるようで、出光興産もその例外ではなく、このたび同業の昭和シェル石油との統合問題で、現在の経営陣と出光家との間がぎくしゃくしているようです。 出光興産は、今でこそ上場会社ですが、かなり長い間上場しておらず、労働組合は今でも存在していないようです。 それどころか、以前は定年すらなく、またタイムカードのようなものもなかったということですし、なにより出光佐三氏は社員を大切にし、大家族主義をモットーとしていました。 家族主義というものは、経営トップと社員との間にゆるぎない信頼関係が無いと成り立ちません。 表現は適切ではないかもしれませんが、経営トップのためなら死んでも良いという社員しかいないということではないとかと思います。 そんな家族主義の出光興産でしたが、創業者の出光佐三氏が亡くなり、長男の昭介氏も高齢となり、また創業当時の雰囲気を知っている社員もいなくなってしまいました。 そして、会社そのものも大きくなって社員数も膨大な人数となると、家族主義を維持するのは難しいのでしょうね。 ヒロくんの勤務先でも、社員が100名に満たなかった頃は社員全員の顔と名前が把握できて、役職員全員が家族のようなものでした。 そんなヒロくんの勤務先も企業規模が大きくなって、よその企業から来た人がいきなり自分の上司になったりすると、社員同士の関係も希薄なものとなっていきました。 結局、会社が大きくなってしまうと、家族主義を貫くことができなくなってしまうのだと思います。

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