ヒロくんの気ままな報告

2018/11/19(月)18:22

小佐田定雄 著「米朝らくごの舞台裏」を読んで・・・

読書(190)

以前から落語は好きで、テレビでは良く観ていましたが、ここ数年になってから大学時代の友人に誘われて、寄席にも行くようになりました。 訪れる寄席は主として池袋演芸場ですが、たまには浅草演芸ホールに行くことがあります。 実際にナマの落語を聞くようになって、ますます落語が面白くなってきたのですが、そんななかで勤務先近くのブックオフで見つけたのがこの本です。 作者の小佐田定雄氏がどんな人だかまったくわかりませんでしたが、上方落語の重鎮だった桂米朝のことを書いた本なので衝動買いといった感じで購入しました。 あとから分かったことですが小佐田定雄氏は、落語作家だとのことです、つまり、自分では落語を話さないが、落語家に新作落語を提供するという感じの人らしいです。 その小佐田定雄氏は、特に桂米朝一門とはかかわりが深いそうで、日ごろから桂米朝の近くにいて、いろいろと面白い話を聞いていたらしいです。 さて、「米朝らくごの舞台裏」ですが、米朝が得意としていた落語が40話載っていて、それぞれの話のあらすじが紹介され、その話に関するエピソードが記載されています。 その40話には「愛宕山」「くしゃみ講釈」「つる」「はてなの茶碗」など、ヒロくんが知っている落語もあって、そのあらすじを読むだけでも面白いです。 なお、エピソードには、米朝とともに上方落語を支えた松鶴、文枝などとの交流話もあったり、弟子の枝雀やざこばのこともあったりして、興味深いものがありました。

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