テーマ:北方領土(78)
カテゴリ:政治・経済
日本の安倍総理とロシアのプーチン大統領とが会談して、日本の北方領土について協議したとの報道がありました。
北方領土というのは、北海道の東にある国後島などの4島のことで、太平洋戦争の末期にいきなり参戦してきたソ連に占領され、そのままになっている地域です。 かねてより日本政府は、この北方領土の返還を求めてきましたが、太平洋戦争によりソ連が得た領土だと、ソ連から権利等を引き継いだロシアは主張しています。 太平洋戦争当時ですが、日本とソ連は不可侵条約を締結していてお互いに相手国に侵攻しないこととされていたはずです。 しかしながら、アメリカやイギリスからの要請があったらしいのですが、不可侵条約を一方的に破棄して、日本に侵攻したソ連には不快感がありますね。 しかもソ連が侵攻してきたときの日本軍は、ほぼ瀕死の状態であり、弱い者いじめのような感じで攻め込んできたのですから嫌な国というイメージがあります。 また終戦後はシベリアに抑留して労働させるなどして戦争が終わったにもかからず、多くの日本兵が亡くなりました。 さて、北方領土ですが、すでにロシア人が住みついていて、もし日本に返還されるとなると、それらのロシア人たちには退去してもらわないといけないことになると思います。 そんなことになると、またたいへんなことですから、ことは容易に解決しないと思います。 また、北方領土が日本のものとなると、この地にアメリカ軍の基地ができることになるでしょうから、それはロシアとしては困ることになるでしょうね。 諸般の事情を勘案すると結論としては、ロシアが北方領土を日本に返還することは非常に難しいだろうということになるかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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