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カテゴリ:読書
宮部みゆきさんはミステリー作家ということになっていると思いますが、その中でも江戸時代を題材にした小説が面白くて良く読んでいます。
江戸時代のものではなく現代における内容の小説もたくさん書いているようですが、これまで読んだことがありませんでした。 たまたま勤務先近くのブックオフに行ってみたところ「小暮写真館」という小説(上下2巻)が売られていたので購入しました。 この小説は上下2巻に分かれていますが、それでも上巻が435ページ、下巻が551ページという長編になっています。 上巻は「小暮写真館」「世界の縁側」の2話が収録されていて、下巻のほうが「カモメの名前」「鉄路の春」の、やはり2話が掲載されています。 登場人物というか、主人公は高校生の花菱栄一という男の子で、親友に店子(たなこ)という変わった苗字の男子高校生が登場します。 そのほか英一の家族である父と母、それに弟、小さいときに無くなってしまった妹がいます。 その家族が、もともと写真館だった家を購入して引っ越してくるということから物語が始まるのですが、その引っ越し先が小暮写真館ということです。 本来であれば元の写真館を壊して立て直すのでしょうが、この家族はそのまま住んでしまい「小暮写真館」がそのまま残っているということになっています。 そして、英一のところに心霊写真が持ち込まれて、その謎を解いて行ったり、近くの不動産屋さんとの交流があったりするストーリーとなっています。 物語の中には、恋愛や友情、それから人の死などが織り込まれていて、なかなか読み応えのある小説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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