テーマ:読書(8206)
カテゴリ:読書
通勤電車の帰りの車中で読書をしていますが、その本は勤務先近くのブックオフで購入します。
いろいろなジャンルの本を読みますが、今回は歴史小説の「光圀伝」という本です。 冲方 丁(うぶかた とう)という作者の本は初めてですが、この人はおもにSF小説を書いているらしいです。 光圀伝ですが、上下それぞれ520ページと496ページでたいへん分厚い本となっていて、2012年に山田風太郎賞という賞を受賞しているそうです。 さて、ストーリーですが、光圀というのは徳川光圀のことで、水戸藩の2代目の藩主で、水戸黄門という名のほうが有名かもしれません。 テレビなどでは、水戸黄門は諸国を漫遊したことになっていますが、そういう事実はないとのことです。 そもそも水戸藩ですが、江戸と水戸の間が近いので水戸藩主は代々江戸に常駐することとなっていて、領国の水戸との参勤交代も免除されていたとのことです。 従って、藩主の水戸黄門が諸国漫遊どころか、領国の水戸藩に行くこともまれだったようです。 光圀伝で描かれている徳川光圀ですが、テレビでおなじみの人の良いお爺さんではなく筋骨隆々とした逞しい人物として描かれています。 小説ですから、事実とは異なるかもしれませんが、実際のところはかなり偉丈夫な人物だったのではないかと思われます。 少年期のころから、死を迎えるまでの徳川光圀の長い人生を描いた作品で読み応えのある小説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書] カテゴリの最新記事
|
|