2021/11/23(火)18:20
日本酒を飲もう【純米吟醸 阿部勘 さざんか】
今日は勤労感謝の日で祝日ですね。天皇誕生日が12月ではなくなったので、今年最後の祝日ということになりますね。
サラリーマン時代は祝日はとても嬉しかったのですが、勤務先を10月末に定年退職して、毎日が日曜日状態になったので、祝日の嬉しさも半減といったところです。
さて、今回ご紹介するお酒ですが、阿部勘という銘柄の純米吟醸で「さざんか」というものです。
このお酒は、宮城県塩竈市にある阿部勘酒造株式会社というところで造られています。
阿部勘酒造の創業は享保元年(1716年)の創業ということですから、江戸時代からの伝統のある酒蔵ということになります。
この酒蔵では、仙台藩主伊達氏の命により、塩竈神社へのお神酒御用酒屋として酒造りを始めたのがそもそもの創業だったとのことです。
現在も、酒造りの安全祈願をし、塩竈神社、志波彦神社の御神酒を醸し、無事酒造時期が終わると新酒を奉納しているそうです。
なお、酒造りに関しては、宮城県産米を中心に原料米にこだわり、手間暇を掛けて丁寧な酒造りを心がけているとのことです。
さて、ラベルは真っ赤で何の変哲もない感じですが、よく見るとラベルの左下に黒い三角形があり「OPEN」の文字があります。
指示通りOPENしてみると、なんと下から鮮やかなさざんかの絵が出てきました。
なるほど、お酒の銘柄名に「さざんか」とあるのは、こういう仕掛けがあったからなのですね。
ちなみに、この絵は、地元塩竈の画家 浅野友理子さんによるイラストなんだそうで、なかなかおしゃれな仕掛けですね。
さて、吟醸酒なので少し冷やしてからいただきましたが、少し酸味のあるキリッとした辛口の美味しいお酒でした。
お酒の味も良かったですが、今回はラベルの仕掛けに驚きでした・・・