テーマ:読書(8205)
カテゴリ:読書
昨年10月末までは一介のサラリーマンとして勤務しており、その勤務先の近くにはブック
オフがありました。 勤務先を退職したので、勤務先近くのブックオフには行かなくなったのですが、残念ながら自宅近くにはブックオフがありません。 ということで、まだ勤務しているときに何冊か文庫本をブックオフで購入しておきましたが、この本はその中の1冊です。 藤沢周平の時代物小説はわりと好きなほうで、よく読んでいますが、この本はその短編が9つ収録されています。 ・酒乱剣石割り ・汚名剣双燕 ・女難剣雷切り ・陽狂剣かげろう ・偏屈剣蟇ノ舌 ・好色剣流水 ・暗黒剣千鳥 ・孤立剣残月 ・盲目剣谺返し どの短編も読みごたえのあるものですが、一番最後の「盲目剣谺返し」は秀逸だと思います。 そのストーリーですが、藩主の毒見役として奉公していた新之丞は、ある日毒見して失明してしまいます。 失明しながらも、騙されて不倫を強要された妻の不倫相手を打ち取るというもので、この話は以前に「武士の一分」というタイトルで木村拓哉主演の映画になりました。 この映画も見たことがありますが、その原作を読むことができて良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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