アフリカ開発会議(TICAD)
神奈川県の横浜市で開催されているアフリカ開発会議(TICAD)ですが、5年に一度の開催で、今回が5回目とのことですから、以前にも開催されていたのでしょうが、個人的には記憶にありません。 前回は5年前で、その当時の日本の首相は福田康夫さんだったそうです。それはともかくとして、このアフリカ開発会議(TICAD)ですが、日本が国連や世界銀行と共催しているもので、その名のとおりアフリカの開発について話し合う会議のようです。 アフリカには豊富な資源があり、その資源をめぐっては、先だってもアルジェリアで日本人が犠牲になる事件が起こるなど、治安は決してよくはありません。 治安が悪いということは、その地域の住民が貧しいということでもあると思います。日本としては、これらの国に支援をするとともに地下資源を確保したいというところだと思います。 ちなみにアフリカ諸国は、かつてヨーロッパの列強に植民地化されていたという歴史があるため、旧宗主国であるヨーロッパ各国都の結びつきが強い反面、支配されていたということからヨーロッパ諸国に対する嫌悪感もあるようです。 そんな難しい地域にいち早く進出して、地下資源の確保に動いたのが中国です。いまやアフリカ諸国に中国は進出していて、道路などのインフラをはじめ、高層ビルの建築なども手掛けているそうです。 言ってみれば日本は中国に先を越されたわけですが、まだ挽回するチャンスはあると思います。日本人としての誠意をもってすれば、決して悪い方向には進まないと思います。 ということで、日本はアフリカ諸国に今後5年間で1,000億円の援助をするそうです。資金援助も必要だとは思いますが、財政が火の車であるはずの日本に援助をするような余裕があるのでしょうか? 結局、この援助金も日本国民の税金から賄われるのだとしたら、ちょっと考えちゃいますね。たしかにアフリカ諸国を援助することは、長い目で見れば日本の発展に寄与するものだと思いますが、外国に援助する前にもっとするべきことがあるような気もします。