テーマ:闘病日記(4014)
カテゴリ:ハハのこと
今日の午後、4時頃からの手術らしいです。
らしい、というのは午前中診察の数次第で、 もっと遅くなったり早くなったり、するとのこと。 股関節の名医で週1度しかこの病院に来ないため、 午前中は外来の患者さんが押し掛けるんですね。 午後の手術も1日2件、すごくパワフルな先生です。 今朝は朝から絶食、お水も飲めません、ひ~。 こうしている間にも左手には点滴が刺さっています。 お、同室の方には今お昼が届きました@いいなあ でもこんな風にネットがつなげるおかげで、 最高の暇つぶしに、いや、気を紛らわせることができます。 いい時代になりましたね~いや、本当に。 一緒に入院した方が同室の向かいのベッドなのですが、 この病にしては珍しく、同年代のママさんでラッキーでした。 そして今日一緒に手術を受けることになります。 何と5人の子のお母さん!それだけで話は盛り上がります。 しかもそのうち4人が男の子、嬉しいなあ♪ 昨晩は「最後だからね」と夕食後デザートを持って、 お茶飲み場でぺちゃくちゃおしゃべりをして過ごしました。 やっぱり同じ病の人とは、それだけで話が弾みます。 さらに子どもの話やこれからのリハビリの話、盛り上がりました。 とっても笑顔の優しい素敵なお母さん、 この方と一緒なら、長い入院生活も励まし合って楽しめそうです。 さて…、問題はハハのいないぐりぐら一家。 ううっ、どうなっているやら。これからパパに事情聴取しますね。 もうまな板の上の鯉の一歩前、ですが、 一応全身麻酔でもあり、醒めないこともないとはいえないので、 「エンディングノート」も書いておきましたよ。 ここでも、手術を前にした思いを残しておきましょう。 【パパへ】 仕事を休んでまで、私に手術を受けさせてくれてありがとう。 手のかかる3人の子どもたち、 一手に引き受けると決めるには、勇気がいったでしょうに。 異動してまだ2ヶ月、仕事場でも肩身が狭くなるのに、 最初はとてもとても、現実のこととは考えられなかった。 「良くなるための手術なんだから、今受けたほうがいい」 とパパが言ってくれなかったら、私は決められなかったよ。 「長い目で見たら、今手術受けることがベストな選択だから」 「君の足を治すことが、家族のためにもなるんだから」 そう言ってくれる旦那さんを持って、私は本当に幸せ者。 感謝の気持ちは、いくら伝えても伝え切れません。 抱っこで足が痛むと、すぐ子どもを取り上げてくれたっけね。 丈夫なママだったら、パパももっと楽できたはずなのにね。 3人目が欲しいって、ただの私のわがままだったのに、 もしかしたらそれで、足の悪化を進めてしまったかもしれないのに、 「ママは命がけで君を生んでくれたんだよ」ってあっちに言ってたね。 後ろ向きな言葉は何一つ言わないでくれて、救われました。 入院するための断乳でも、迷惑をかけたのにね。 睡眠不足と闘いながら、よく抱っこし続けてくれました。 きっとあっちは、あっちだけはパパっこになること間違いなしよ。 リハビリで入院の間も迷惑をかけ続けるけど、 必ず元気になって、丈夫になって帰るからね。 子どもたちを育て上げるまで、まだまだ頑張ります。 そして、子どもたちの手が離れたら、 二人であちこち旅行に行こうね。丈夫になった足でね。 留守の間、本当に子どもたちをよろしくお願いします。 一日も早く帰って、パパと手をつないで歩きたいよ。 本当にありがとう。パパは私の命の恩人です。 【ぐり君へ】 ママの入院のこと、知った時は泣いちゃったけど、 しっかり受け止めて、わかってくれたのはぐり君だけでした。 まだ小学生になったばっかりなのに、 やっと生活に慣れて、リズムができたところなのに、 大好きなママに会えなくなって、がっくりだよね。 でも、ママは小学校でのぐり君の楽しそうな顔や、 学童での生き生きとした顔を見て、安心しました。 君なら大丈夫、きっとこのピンチを乗り越えてくれる。 そう信じています。 泣きたい時はいっぱい泣いていいからね。 寂しくなったら、いつでも会いに来ていいからね。 我慢しないで、ちゃんとパパに気持ちを伝えてね。 そしてママの足が治ったら、いっぱい歩こう! かけっこも、今度こそ全力で競争しよう。 ポケモンセンター横浜にも行こうね。 ぐりの運動会にも、ママは参加して走るからね。 そんな当たり前のことができない足だったの。 だから、直してもらうからね。安心して待っててね。 この経験が、君をまた成長させることを信じて。 ぐり君、ありがとう。いい子に育ってくれてありがとうね。 【ぐら君へ】 ママの「びよいん」から新幹線が見えるからって、 楽しみにしていたのに、この前は見えなくてがっかりだったね。 また毎週、週末にはママに会いにおいでね。 今度はきっと、新幹線が見えるからね。 それまでは、保育園でいっぱい遊んで、 先生にいっぱい甘えて、ごはんもおやつもいっぱい食べてね。 3人の中で唯一やせっぽち君なんだから、 頑張って食べないと、あっち君に抜かされちゃうぞ。 ぐらが「ママに会いたい」と泣いている時は、 ママも「ぐら君に会いたい」と泣いている時です。 もうちょっとの辛抱、 元気になったら「でずにーらんど」にも一緒に行こうね。 ぐら君の保育園の運動会にも出るからね。 それまでもうちょっと、元気に待っていてね。 可愛い盛りの君は、誰からも可愛がってもらえます。 しばらくはおばあちゃんの子になって、うんと甘えてね。 【あっち君へ】 まだ一才になったばかりだったのに、 大好きなおっぱいをとりあげちゃってごめんね。 これは本当に、ママの都合でした。謝ります。 やめてみて分かったけど、本当に君はおっぱい大好きでした。 こんなに飲んでいたんだな~と、 止めるのに苦労して初めて実感しました。 まだまだ「飲んで~」と作ってしまうおっぱいを、 止めるのは本当に切なかったし、私もつらかった。 でも何より、大好きなおっぱいをとりあげられて、 君が泣き叫ぶ姿をみるのがつらかったです。 まだ何もわからないようで、 何かを感じているのかなあ。一才のあっち君でも。 あなたを生んで1年は、本当に大変な1年でした。 あっという間に10キロになってしまった君は、 ママの軟弱な足腰にはこたえました。 でもそれで、今思い切って手術を受けるんだ! というきっかけをくれたのかな、と今は思えます。 時期を延ばすと、もっと困ったことになるからです。 きっと君が、身をもって教えてくれたんだね。 「今、直さないと大変だよ。早くしたほうがいいよ。」ってね。 足がどうなってもいいから、 今、あっち君から離れるなんて絶対できないと思った。 でも、私が一日も早く「痛い」と言わなくなることが、 それこそが何より家族のためにもなるんだよね。 あっちだって、いっぱい抱っこしてもらいたいのに、 ママが本当は足の痛みを我慢している、なんていやよね。 だから直すことにした。直ったらいっぱい抱っこできるよ。 おんぶもできるよ。抱っこして歩くこともできるからね。 君の子育てはまだまだ先が長いのだ。 元気になって帰ってきてから、また新たなスタートだね。 きっと何も覚えていないだろうあっち君、 ママの代わりにパパにうんと甘えて、待っていてください。 【みんなへ】 ママを入院させてくれて、手術を受けさせてくれてありがとう。 自分の治療に専念できること、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 ママがいないことは、とっても大きなピンチかもしれないけど、 ピンチはチャンス、きっといいことも見つかるはずです。 家族みんなが揃って食べるご飯のおいしいことや、 何にもしなくても、家族みんながいることにありがたさ。 パパがどんなに子どもたちを大事に思っているか、 パパ、ママ以外にも子どもたちを思ってくれる大人が、 どんなにたくさんいるか、ということ。 普段気づかないことも、今なら分かると思います。 もちろん、私も家族と離れて痛感しています。 一日一日を大事に、精一杯生きようね。 いつも「ありがとう」の気持ちを忘れないでね。 そして早く家族そろって、美味しいご飯を食べようね。 言い残したい(?)ことはまだまだあるけど、 そろそろ、向かいの人の手術準備が始まってそわそわです。 次、更新できる時まで治療に専念します。 それでは、行って参ります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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