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人生投げずに球投げよ☆

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Jan 4, 2026
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カテゴリ:ボウリング

ロビンは言った。

「とにかく八位だ。八位に入れば勝負は振り出し。まず八位になんとか入ろう!」

しかし燃え盛る彼のやる気に反して私の心は冷えていた。

「…よし、これであと実質2ゲーム投げれば終了。体力的にもそれならなんとかやり遂げられそうだ。そこまでポケットすら外すような難しいレンコンではないし、IQスピアーで投げていけばきっとある程度、まとまるだろう…」そんな思いと共に、4Gという長めのダブルス戦が始まった。

 

【ダブルス戦前半2ゲーム】

X 5s4 x 9/9/xx9/x8/8 194

6/ 9/9/x9/9/xxxx8s1  224

 

一見するとまとまっている。

しかしこの前半2ゲームで、私は10ピンタップを実に5度も生み出してしまった。もちろん意識的に10ピンを残そうとしたわけではない。ただ、さっきまでの個人戦で6thまで出ていたのだから、ポケットにさえ運べたならばそれなりには飛ぶだろうという甘えがあった。

これが微細なオイルの伸びの成せる技か。残るとなれば本当に必然的に10番は飛ばなくなるのであった。この状況で偉かったのは誰あろう、やはりロビンその人であった。5度の10ピンを見事に全てカバーしてみせた。

 

彼にとってこれはただの10ピンカバーではなかった。彼は今月、10ピンを狙うラインをやや変更していく中でスペア絶不調期間に突入していたのであった。月間成功率は53%と年間通してもぶっちぎりに低迷していた。その中にあっての5連続スペア成功は、ひとえに彼の責任感の成せる技であった。

私はというと、おそらく彼の1/5ほどの責任感しか持っていなかった。それをこの場を借りて謝罪する。「取ってくれなかったら彼のせいになるだろう!」と非常におおらかな考えのもとに(笑)、思い切ったボールチェンジに行かなかった。今振り返れば実に申し訳ないことをした。
 

そうそう。ダブルス2ゲーム目の10フレーム8s1はセブンテンであった。

伊賀にんにんボウルとセブンテンには切っても切れない関係がある。ご存じない方のために説明するが、このセンターに所属する笹田プロは、実力のあるプロでありながら、「ここぞ」というところでセブンテンを出すという「不運を背負ったキャラクター」をそのパーソナリティにしている。

そんな笹田プロのセンターなので、セブンテンを出すとここにしかない恩恵があるのだ。

笹田プロがマイクを片手に「〇〇からいらっしゃった誰々さん!第〇フレームにおかれまして見事!セブンテンを達成されました!みなさま拍手を!」などのパフォーマンスをなさる。そのあとで、セブンテンを出した人だけがもらえる布バッグやキーホルダー、ジュースなどのグッズをひとつ頂戴することが出来るのだ!私もこのバッグを頂いた。


世にボウリング場は数あれど、こんな企画は見たことが無い。本当に素晴らしいアイデアだなあと感心してしまう。ボウラーにとって一投目の結果として最悪の事象たるセブンテンを、これほど笑いと楽しさに変えてしまうとは。「人生の幸も不幸も、決めるのはあくまで自分たち」というような深ぁいメッセージを勝手に受け取って唸る私であった。

 

さて、話を勝負に戻そう。前半2ゲームが終わり、我々の順位は9位。

通過ラインの上は激しい入れ替わりをしているものの、自分たちは9~10位あたりをうろうろし続けていた。ここでロビンと相談をし、私はやっとこさボールチェンジを敢行した。しかしながら、私の身体の疲労は臨界点を突破していった。

 

【ダブルス戦後半2ゲーム】

8/xxx8/xx8/8/8s7  219

Xx8s1xx8/7/x9/x9/ 201

 

先ほどの9ピンから打って変わっての8本ラッシュである。
何を隠そう、こちらの大半は「私が」残したものである。

というのも、原因不明の外ミス祭りが私の身体において開催されたのであった。

スパット14枚くらいをちょい出しで投げているつもりなのに、機械のように毎回11枚から出ていくボール()。私は素晴らしい再現性で3-6を残し続け、ロビンはというと、愚直に正確に、そのスペアを拾い続けたのであった。尻拭いを続ける彼に私は「よく働くねえ、君は」と照れ隠しの感謝の言葉を述べ続けた。あまりに拭われすぎた私の尻は、いつしかその摩擦によって腫れを帯びるほどであった。

最終ゲームもこんな調子で、きっちり投げたかと思えば次はさっきのダイナミック外ミスをしたりして、なんとか200台に乗せるのが精いっぱいであった。

 

4ゲーム838。これではおそらく挽回は起きない。8位には届くまい。残念だが、これで終わりであろう。私はそう思いながらも、「一応最後までやり切れた」という安堵とともにボールを掃除し、バッグに仕舞いこんだ。ロビンに、最低限度の充実した時間は与えてやれたな、良かった良かった、と思っていると場内に笹田プロのマイクアナウンスが響いた。

 

「__8位に飛び込んできたのは、本日急遽参加してくれたhironoview&ロビンペア。」

 

上位の一角が崩れたために、我々に予期せぬ決勝進出の切符が舞い込んだのだった。

 

即座に「やった!入った!」と拳を握るロビン。彼に遅れること5秒余り。様々な感情に折り合いをつけ、ついに「あと2ゲーム、やるしかない」と腹を括る私であった。

これまでの点数はまっさらにされ、ここから2ゲームのダブルス戦で最終順位を決めるのだ。8位の我々は末席のレーンに配備され、1~2分の練習投球がなされた。タイフーンでちょい出しというプランは自分が投げていたレーンと大きくは変わらないと読んだ。

 

【決勝ダブルス1ゲーム目】

9- x 9/xxx8- xxxxx 223

 

最後を締めようとここへきて熱い思いを持ち始めたhironoviewに対し、残念ながらロビンの気力と体力がここで尽きた。10ピンをついに溝に落とし、続く610番さえもノータッチで溝に落としてしまった。「疲れが…。もう残ったら多分俺は取れない…」と弱音を吐きながらも、1投目を回せば根性でストライクを持ってくるロビン。スタートの223点は5位にあたる順位であった。そして泣いても笑っても次がラスト。最後1ゲームに向かっていく我らだった。

 

【決勝ダブルス2ゲーム目】

Xx8s/x9-7s2 9/x9/x9- 184

 

3フレで2-10を残したロビン。それを私が読み勝ちのスペア!大きな歓声を浴びる。しかし、ロビンにはもはや余力がなかった。5フレで私が残した10ピンをまたもミスってしまう。続く6フレ。こちらも外ミスにより痛恨の3-4-7のスプリットを残す。

3番ピンを薄く飛ばして4-7をメイクするしかないこの場面。ロビンはなぜか黙って静かに右に立ち、4-7を取っていった。ボウラーズベンチに帰ってきたロビンに私は尋ねた。「え、今なんで3番狙わなかったの?」ロビンは答えた。「え、今のって並行ピンじゃなかったっけ…?」

もはや彼は疲れすぎて、どっちのピンが手前にあるかという、前後関係すらも把握できなくなってしまっていた。そんな彼を見て、私は「おまえボウリング20年やっとるんやろ!?」と爆笑した。

疲弊しきった二人には逆転を起こすことのできる力はなかった。

 

【結果】

1位は480ピンを超えるスコアを打ったチームで、さすがに手の届かない場所にいた。しかし、3位は450。仮にすべての力が上手くかみ合えばたどり着いた可能性はあった。そう考えるとやはり悔しいものだ。

「6位は407点のhironoview&ロビンチーム!」

我々は6位であった。しかしこれは十分に健闘と言えた。二人とも2000円分の商品券をもらった。それをすぐさま用いて、笹田プロの運営するブランド「セブンテン」のジャケットを記念に購入した。

ロビンも全く同じジャケットをチョイスし購入。四十の男二人がこのペアルックで歩いていると「そういった関係の二人なのか」と思われてしまいうることがやや怖かったが、大満足の参加となった。

 

しかしながら、この伊賀にんにんボウル。

決してボウラーたちにとって集まりやすい地域とは言えない。ただそれでもこれだけの集客が出来るその秘訣は、やはり笹田プロの人徳にあるのだろう。

 

彼は時に、あえて自分自身のハードルを上げる発言を口にする。「5番7番のスプリット!こんなものも取れないようじゃ~、プロは今後名乗れませんっ!!」などと叫びボールを投じるも、やや厚めにヒットした5番ピンは惜しくも7番ピンをすり抜けていった。戻ってくるとそれを見たお客さんたちから、総ツッコミを浴びている。…しかしこれも、お客さんと自分との距離を近づける彼の処世術のひとつなのであろう。誰かを非難して笑いを取れば、すぐさま炎上の火種となる「令和」という時代。自分をあえておとしめて生み出す笑いの、何とのどかで平和なものか…。

 

そんなことを思いながらチョット目を離していると、笹田プロが居ない。
ふと気づけば駆け足で戻ってきた彼の頭には巨大なうんこの帽子。
目にはパーティーメガネを装備し、
マジシャンばりの青のラメスーツを身にまとっているではないか。


そして先ほどは失敗した5-7がまた彼の眼前に残る!
二度はないとばかりに、以前のラインを微妙に薄く修正し、
見事にスペアメイク!そして決めポーズ!!

「どやあぁああ!」

いかに叫んで声援を浴びても、恰好が格好なので全く嫌味がない。

 

また、笹田プロのすごいのは視野の広さであった。我々のような新参者にすら、所々できっちりと話しかけてくださった。しかも常連さんとはイジリのラインを微妙に調節しながら接してくださっている。その配慮がこちらに判る。まさにこれぞ人に愛されるプロボウラー、そして人間力の塊であると私は思った。

きっとこの「伊賀にんにんボウル」はこれからもボウラーから愛される場所であり続けるに違いない。我々も、さらに上手くなった姿で再訪したいものだ…いや!必ずや訪れようではないか!

 

そんなことを胸に誓いつつ、我々の車はすっかり闇に包まれた伊賀の町を勢いよく走りだした。






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Last updated  Jan 4, 2026 11:49:19 PM
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