ちょっぴり切なくなる瞬間
息子が起きられなくなって10ヶ月目に突入した その間に流した涙は、1度だけ… T先生のプチ講演会の帰りにアリスの先輩ママさんが 時間を作ってくださり、相談に乗ってくださったときだ その方は、初対面の私に対して、とても、優しくご自身の 経験を話してくださった 高校進学を目前にされている息子さんの日常やお薬のこと… まだ、混乱していた時期の私には、どの話も有り難かった。 あふれる涙をおさえきれなかった 人目を気にせず、泣いた 本当に、ご迷惑をおかけしてしまった。 (もし、このブログを読んでくださっていたら、あの時は、本当に すみませんでした) この日の涙が最初で最後(今のところ)だ。 「どうして、うちの子が…」も全くナイ。 きっと、これは、たくさんの本を読んできたおかげだ。 平凡な人生は本にならない。 どれもこれもが、波瀾万丈だ だから、人生は波瀾万丈で当たり前だと 思ってた 私の人生にも、とうとうキタって感じ… そんな私にも、切なくなる瞬間がある そろそろ、寝ようかな~と思っていると 息子がそばに来て、 「母さん、ぼく、明日の朝は10時(息子にとっては、マックス)に 起きるよ、絶対起きるから…」 と、宣言しにくる。 もちろん、宣言通りにはならない。 それでも、懲りずに、毎晩、毎晩、同じことを 繰り返す。 はじめは、がんばって、起きる気持ちになったんだなぁと 喜んでいた。 でも、ある日、気付いた。 あれは、宣言なんかじゃないんだ。 あれは、息子の切望なんだ。 息子のこころの声だったんだ。 「お母さん、ぼく、早く起きたいんだ。 早く起きれたら、どんなにうれしいだろう… いつになったら、早く起きれるのかな… 早く起きたいなぁ… 早く起きたいなぁ…」 それに、気付いてから、毎晩、息子の 「明日は、絶対… 」を聞くたびに、胸の奥がキューって痛む。 切ない…切ない…瞬間…… いつまで続くかわからない瞬間…