2006/11/20(月)01:27
Qちゃん頑張れ!
東京国際女子マラソン、
高橋尚子と土佐礼子の一騎打ちが注目のレース。
結果は、悪コンディションの中、
自分のペースを崩さず走り続けた土佐の完勝。
タイムこそさほど良くなかったものの、
来年の世界選手権代表の切符を手にした。
昨年の東京国際女子で見事復活を果たした高橋だが、
高橋尚子は30Km過ぎから突然の失速。
それほどペースを上げたわけでもない土佐から
見る見る間に遅れていった。
一番悪いラップでは1km5分を越す失速振り。
2分近く離れていた3位の尾崎にも終盤の登り坂で抜かれ、
見ていて痛々しさすら感じる走りだった。
3年前、アテネ五輪代表選考会の時の悪夢が再現された。
あの時は11月とは思えない暑さにやられた。
沿道まで応援に行ったこともあって、
脚が前に出ない高橋の辛い姿が強く印象に残っている。
今回は寒さが厳しく雨も降る悪コンディション。
アームウォーマーも手袋もしていなかった高橋は
なおさらキツかったかもしれない。
もうピークを超えているのは明らかで、
レース後の記者会見で引退を口にすることもありえるのでは?
と思っていたが、本人の口から出たのは、
「あくまで北京オリンピックを目指す。引退はありません」
という言葉。
アスリートにはピークを超えた自分を感じて、
中田英寿のようにスッパリ引退する選手もいれば、
清原や桑田のように限界を超えても
ボロボロになるまで挑戦する選手もいる。
高橋尚子も後者のようだ。
ボロボロになって納得できるまで走り続けるのだろう。
北京オリンピックの年には高橋は36歳。
今後どういう走りを見せてくれるのかを楽しみに、
応援したいと思う。
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